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ディレクター 井上研 × CDO 上ノ郷谷太一

トレタとして「ブレない」ものを作り続けるためには

全員が同じように品質を見極められることが大切。

僕の役割は、そんなチームづくりの支援だと思っています。

Profile

井上  研
– ディレクター –

 

デジタル画像による広告制作を経験した後、デザイン事務所にてグラフィックデザインやウェブサイト構築に携わる。その後ウェブ制作会社にてウェブサイトやアプリのプロジェクトマネジメントおよびディレクション業務を担当。2014年11月よりトレタに参加。

 

上ノ郷谷太一
– CDO –

 

2005年よりSix Apartでユーザーインターフェイスデザインなどに携わる。その後2013年よりクックパッドで海外向けサービスのデザインのほかコーポレートロゴのデザインなどブランディングを担当。2015年3月トレタにCDO(最高クリエイティブ責任者)として参加。

どうしてディレクターという仕事を選んだんですか

上流をコントロールできれば、もっと面白くて良いものが作れるんじゃないかって思ったんです

上ノ郷谷
(井上)研さんってトレタに入る前はどんな事をやっていたんですか。
井上
学生時代にデザインを学んで、卒業してから最初に携わったのは雑誌広告や駅貼りポスターなどのビジュアル制作の仕事です。ふだん目にする広告写真ってたいていはデジタル加工されていて、一発撮りのように見えて実は何枚も合成して作られていることもあるんです。Macの授業でPhotoshopに触れる機会があって、その時に衝撃を受けたのがきっかけでしたね。周囲にも、これからはデジタルの時代っしょ、みたいな雰囲気があって。
上ノ郷谷
ちょうどPhotoshopが業界で注目されはじめたあたりですっけ。
井上
そうですね。確か、バージョン3.0とかでしたね。それまでは主に考える術を学んできたんですけど、そこから生まれたアイデアをデジタルを駆使してアウトプットする技術は実際の現場じゃないと身に付かないなと思って。約4年くらいその業界にいましたね。
上ノ郷谷
デザイナーとしての経験もあるんですよね。
井上
そろそろデジタル画像についての知識や技術は習得できたかなって頃に、今度はウェブ上にJavaとかShockwaveとかの面白いコンテンツが出始めてきて。それまで静止画の世界で生きてきたので、ボタンをクリックして画面遷移するだけでも新鮮で。どんな仕組みで動いているんだろうっていう興味から、独学でウェブの勉強を始めたんですよ。で、知り合いの会社の立ち上げに参加したりフリーを経験をした後で、デザイン事務所に入ったんです。
上ノ郷谷
そこではどんな仕事だったんですか。
井上
主にウェブサイトのデザインですね。職種はとくに細分化されていなかったので、一つの案件を任されたらデザインからコーディングまで全部ひとりでやる感じでした。
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上ノ郷谷
前職は今と同じくディレクターという肩書きだったんですよね。役割を変えるのには何かきっかけがあったんですか。
井上
当時は、企画やデザインの方向性があるていど固まった段階でデザイナーに降りてくることが比較的多かったんです。そこまでの過程には、予算やスケジュールも含めていろんな理由や状況があったはずなんですが、そういうことを深く理解しない状態で手を動かしているので、作っていくなかで最終的な落とし所が定まらない感じがずっとしていて……。
上ノ郷谷
うむ。ありますね、そういうの。
井上
そんなモヤッとした思いを抱えながら続けていたせいか、もっと上流に関わりそれをコントロールできるようになれば今よりも面白くて良いものが作れるんじゃないか、と考えるようになったんです。そのためには、ある程度の規模で職種も細分化されいる環境の方が実現しやすいと思って、ウェブ制作会社にディレクターとして入社したんです。そこでは、ウェブサイトの他にAndroidやiOSアプリの開発にも携わっていました。
上ノ郷谷
トレタのように自社でサービスを持って開発までやっている会社と、研さんがこれまで働いてきたデザインを受託する会社とでは、プロジェクトへの関わり方の違いはどんなものがありますか。
井上
受託の場合は、継続して成長させていく案件って意外と少ないんですよ。リニューアルして終わり、みたいな。一方で自社サービスの場合は、成長させていこうと思えばどこまでもやれますよね。良いアイデアがあればいつでも反映できるし、つねにベストな状態を維持できるのって自社サービスじゃないとできないと思います。
上ノ郷谷
実際にプロジェクトへの関わりの違いを経験してみてどうですか。
井上
社内やお客さま含め、トレタを取り巻く全ての人の意見が直接プロダクトに影響を与えているのを間近で体感できるのは、とても刺激的で楽しいですね。

僕たちが寄り道しないように、ちゃんと案内してくれてますよね

みんなより一歩引いた位置にいるので、チームが進む道筋から外れるとすぐに分かるんです

上ノ郷谷
研さんは現在、主にiOSアプリ開発に携わっていますが、具体的な仕事の中身を説明するとどんな感じでしょう。
井上
今は1ヶ月に1〜2回のバージョンアップを行っているんですが、リリースまでのスケジュール策定、進捗・課題・リスク・リソースといった各種管理、外部協力会社とのやり取りや他部署との調整……細かいことも含めるときりがないですね。
上ノ郷谷
ディレクションというよりも、どちらかというとプロジェクトマネジメントという気がします。けっこう範囲が広いですね。
井上
ざっくり言うと、絵に関わる部分はデザイナーが、プログラムに関わる部分はエンジニアがそれぞれ担当します。でも、ひとつのプロダクトを作るという一連の流れのなかでは、そのふたつが占める割合は半分かもしれないし、それより少ない場合もある。雑用も含めて可視化できないことがたくさん存在していて、そこを全部担当するような感覚ですね。
上ノ郷谷
それらを行うなかで意識していることってありますか。
井上
プロダクトを責任持って期限通りに市場へ送り出す、ということは誰よりも強く意識しています。現状の開発プロセスにはリリースに至るまでに様々なマイルストーンがあって、いろいろな職種の人が関わっています。当たり前の話ですが、ひとつのマイルストーンが1日ずれたら最終的にはリリースが大幅に遅れる、という結果になります。人によっては、あるマイルストーンに到達した時点でそのプロジェクトでの役目が完了する場合もあるので「今日が期限だったけど明日最終調整させてください」みたいなことも少なくないんですよね。そういうなかでの僕の役割は、その人の仕事が期限前日に終わるようサポートすること。鬱陶しいと思われない程度に現状を確認して、何らか進捗を妨げることが発生した場合はすみやかに取り除くんです。App Storeに公開する直前まで何が起きても柔軟に対応できるよう気を配っています。
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上ノ郷谷
そうですね。プロダクトマネジメントはお客さまにどういった価値を提供するか、それが実現可能かなどを考えて仕様を作っていくのに対し、プロジェクトマネジメントは製品をお客さまに届けるために市場へ送り出すことが役割だと思うので、研さんのようにみんなが忘れていることを、忘れずにきっちりやるべきタイミングでやるというのはすごく大切だと思います。
井上
あと、みんなより一歩引いた位置から物事を判断するように意識しています。今のチームは自分たちのプロダクトをどうしていきたいかちゃんと考えられる人が集まっているので、開発中もアイデアを出し合い議論を重ねて進めることが多いんですよね。全員がプロフェッショナル意識を持ち、どんなに小さなことでもこだわり抜いて取り組んでいるので、僕らは常に自信を持って価値あるものを提供できていると思っています。でも、たまにそれが実装をより複雑にしてしまったり、機能過多なサービス提供に繋がってしまうこともあるんです。プロダクトを俯瞰的に捉えて、開発ごとの最終形をしっかりとイメージすることで、チーム全体が進むべき道筋から外れても、すぐに方向修正できると考えています。
上ノ郷谷
エンジニアもそうだし、デザイナーもそうなんですけど、ついついやっぱり考える方向とかやっていく作業で、本来それやらなくていいじゃないかな……みたいなものにかかりそうになっちゃうときがあるんですよね。そういうときに「あ、それ違う」って、さっとナビゲートしてくれているなという感じがします。なので、ゴールが明確にあって、それに向かって寄り道しないように、ちゃんと案内してくれてますよね。
井上
仕事内容で細かいことも含めるとキリがないと言いましたが、すべては、チームの成果を最大化するためには何をすれば良いか、ということになると思うんですよね。その場だったりそのチームの成熟度によってもやるべきことは変わるし。実際に日々開発を進めていると、そこまで気にならないけど小さな問題って結構起きているんですよ。そういう問題をなるべく見逃さないようにして、次の開発期間で同じことが起きないようにプロセスの見直しも小まめに行っています。毎回のリリース後に実施している振り返りでも意見を集め、個々の負担を軽減できるよう今のチームに合う最適な開発スタイルを模索中です。
上ノ郷谷
みんなが見えていないところを見てくれていますよね。それってやっぱり目的としては、ちゃんと達成するためにそれを見てくれていて、何度も言うようですけど、プロジェクトに関わる人がそれぞれの仕事に集中できる環境を作ってくれているなと感じますね。

こんな人と一緒に仕事してみたいというのはありますか

周りも巻き込んで良い影響を与えられる人がいいですね

上ノ郷谷
大きめのプロジェクトの話しをすると先日の「テーブルレイアウト」はめちゃくちゃ大変だったけど、めっちゃ楽しかったですよね。それってすごいなと思うんですよね。仕事って、なかなか進められなくて辛いなって思うときがあるじゃないですか。何かもう、設定したゴールまでが見えにくいときとか。でも全然そういう感じがしないというか、終わった後ちょっと寂しいぐらいでした。
井上
濃密な2カ月間でしたね。純粋な開発期間で比べると、今まではテスト期間を除くと大体2〜3週間だったので約4倍かな。問題も色々起きましたね。もちろん想定はして臨んでいたけど、実際に経験することでより顕在化したので、現状のプロセスに対しての良い検証にもなりました。
上ノ郷谷
今回で言うと、最初の計画はもっと突っ込んでいたんですよね。テーブルレイアウトの計画自体ももっと盛り盛りで、それはプロダクトマネジャーとして、デザイナーとしてやりたいと思っていることを結構盛り込んで、ここまでやりたいから、こういうスケジュールでやりたいという話を研さんとしたんですよ。そうしたら、いや、これをここまでやっちゃうとダメだと思う。一旦ここで切ろうよと言ってくれるのが研さんなんですよね。そこで、「ああ、なるほど。研さんはお客さまにどう届けることがベストなのか社内のことも考えてしっかりした意見を持っているんだな」とすごく感じました。
井上
いままでやってきた開発のなかで、2週間だとどの程度の機能追加が行えたか、それが4週間だとどのくらいチームが疲弊したか、大きな機能でもうまく分割して段階的にリリースすることでお客さまと開発側の双方にこんなメリットがあるんではないかとか、いろんな視点から判断しましたね。
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上ノ郷谷
これまでの一緒にやってきた経験も含めて、そこに関して間違った判断をしないという信頼を築けていますよね。いま、同様のポジションでトレタに関わっているのは研さん1人で、これから増やしていこうという方向で面接とかもすごいやっていますよね。多分これからプロダクトも増えていくでしょうし。そんななかでこんな人と一緒に仕事してみたいというのはありますか。
井上
他の職種に比べると、立場上、守備範囲が広い人が求められると思います。現状のトレタのリリースサイクルには計画・設計・製造・テストという4つのフェーズがあるのですが、そのすべての経験を持つ人とは面接していてもやはり話が早いですね。
上ノ郷谷
バックグラウンドとしては、エンジニアのほうが今後は必要かもしれないですね。そこがわからないと、話が通じないかもしれないですし。
井上
そうですね。開発中はデザイナーよりエンジニアと接する時間の方が長いですしね。あと、最近は比較的落ち着いてきましたが、スタートアップということもあり、実装する要件の優先順位が短期間で変化していくことも珍しくないんですよ。だから、すぐに考えを切り替え、最適なゴールまで導く力が必要とされるので、状況に応じた適切な判断力はとても重要だと思います。
上ノ郷谷
プロダクトが増えていくなかで、研さんは今後開発チームがどうなっていくべきで、そのなかで自分は何をすべきだと考えていますか。
井上
プロダクトが増えていっても、トレタとしてブレないものを提供していかなくてはならないですよね。つまり、各チーム単位で切り取っても、トレタの目指すゴールに向かってちゃんと機能する必要がある。そのためには、そのプロダクトの機能や使い勝手、品質などに対して、ひとりひとりが同じように見極められるチームじゃないと難しいと思うんですよ。なので、僕の立場としては、時には強い牽引力も必要ですが、ひとりひとりをその位置まで高めて、それを維持させるために支援していくことも大事だと思います。
上ノ郷谷
おお。そんなチームに参加してほしいと思うのはどんな方でしょうか。
井上
今のチームには、それぞれが仕事以外にも興味を持って取り組んでいることがあったり、何ごとにもこだわりを持っている人が集まっています。お互いの強みや得意な部分を認め合って、そこから刺激を受けることが自分自身の次のアクションに繋がるきっかけにもなっているので、まわりの人たちを巻き込みつつ良い影響を与えられる人に来てもらえると、今よりもさらに強いチームになると思います。
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