社名 | 東新宿サンラサー |
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店舗レンジ | 1〜10店舗 |
業種 | カレー屋 |
導入サービス | トレタ予約管理システム |
- 課題
- 予約の受付にInstagramのDMを使用
- 予約が確定するまでのやりとりに大きな手間が発生
- ストレスも大きかった
- 効果
- ストレスだった「予約の情報不足」がなくなり、余計な手間が激減
- 予約枠の空きが可視化され、すき間なく予約が入るようになった
- 遠方からの新規のお客さまも増え、導入してから売上高が20%アップ
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「トレタ」の基本機能である「ウェブ予約」を使えば、お客さま側はインターネット上で手軽に予約ができるようになります。ウェブ予約は転記不要で予約台帳に登録されるので、お店側の予約管理も便利に、効率的になります。
この記事では、「トレタ」を利用して、予約管理のストレスから解放されただけでなく、新規のお客さまの獲得や、次なる課題の発見にも成功された、東新宿サンラサーさまの事例をご紹介します。
スタンディングで5席と小さい店ながら、連日満席となり人気のサンラサー。しかし予約管理には多くの課題があり、「トレタ」導入によって改善を図ったところ、当初の想定を超える成功を収めることができたそうです。「トレタ」の導入に至った背景や、導入した結果どのような変化があったのかなどを伝えます。
トレタ予約台帳
InstagramのDMでの予約受付には大きな課題が
―当初はInstagramのDM(ダイレクトメッセージ)で予約を受け付けていたとのことですが、どのような課題がありましたか?
有澤 当店は1日30食限定なのですが、前日の15時から先着順で10食分だけ予約を受け付け、あとの20食分はお並びいただく形にしています。
予約の受付にInstagramのDMを使っていて、DMをもらったら1個1個手打ちで返信をしていました。例えば、「11時、3名でお願いします」とDMをいただいて、それがすでに埋まっている時間だと、「申し訳ございません。11時は満席になってしまいましたが、13時でよろしければご案内できそうです。いかがでしょうか?」と返信して、レスポンスを待ちながら次の予約をさばいて……ということをやっていました。
DMでの予約だと「明日の予約をお願いします」といった漠然とした連絡も多くて困っていました。何時に何名なのか分からないと返事のしようもなくて。予約するのであれば、名前、希望時間、人数、連絡先、この4点セットは当たり前なのに、この4つが揃わないことがなぜこんなに多いのかと。
「DMを送る際には、名前、希望時間、人数、連絡先の4つを必ず明記の上、送ってください。入っていない場合は処理が後回しになります」と書いてもやっぱりなくならなくて、予約が確定するまでに6往復ぐらいDMでやりとりするのがすごく手間でしたね。
―DMで受けた予約の情報は、何を使って管理されていましたか?
有澤 手帳です。手帳って、超アナログですよね(笑)。私自身はガジェット好きでITに対しての抵抗感はまったくなかったのに、飲食店の運営の話になると、なぜかITを切り離してしまっていたようで。
ITに詳しいお客さまから「旅先で手帳を無くしたらどうするの。せめてクラウドにしましょう」と指摘を受けて、Googleのスプレッドシートで管理することにしました。受付入力しながらソートしていけば予約の状況がぱっと見で分かるので、すごく便利だと感じました。Googleスプレッドシートで管理するという道がまず開けたことは、「トレタ」導入の前段階として大きかったですね。
「イライラを解消したい」からの「トレタ」導入
―「トレタ」の導入はどのように決断されたのでしょうか?
有澤 DMで予約を受けていた頃、「何時に何人で来たいのか分からないと、予約なんて取れるわけないじゃないか!」など、SNSでつい文句を言ってしまうようなことがありました。これはストレスのため過ぎだ、良くないなと……。実は「トレタ」を最初おすすめされたときは、コストの心配があってお断りしていたんですが、この状況を打破するため、コスト云々ではなくイライラを解消するために「トレタ」導入を決めました。
新規のお客さまが増加! 毎日の売上高は20%増に
―「トレタ」の導入後、変化はありましたか。
有澤 お店のホームページ、InstagramやTwitterのアカウントからウェブ予約の案内を始めたところ、新規のお客さまがすごく増えました。今まで常連さん6割ぐらいだったところに、新規のお客さまが予約をガンガン入れてくれている感じで、取りこぼしていた予約が減って毎日の売り上げが20%アップしました。「トレタ」のウェブ予約で予約できる時間が可視化できるようになり、お客さま側も空いている枠を見て予約できるので「空いてますか?」と聞かなくて良くなり、連絡するハードルが低くなったのでは思っています。
―元々お店は人気でお客さまは多かったはずです。予約の入れ方に何か工夫をされたのでしょうか?
有澤 予約と予約の間の空き時間が可視化でき、細かく自分で調整もできるので、当日来店のお客さまにも柔軟に案内できるようになりました。
例えば、常連さんのことはよく把握しているので、このお客さまなら30分で食べ終わるなというのがわかっていると、本来45分の予約枠を30分にして、当日のお客さま用の枠を後から作ったりもして、隙間をうまく使えるようにしています。
このようにして取りこぼしを無くして回転率を上げることができたので、当日隙間の時間に入ってもらうお客さまを含め、予約のお客さまの数が圧倒的に増え、予約単価(トレタの利用料金を、予約数で割ったもの)は想定の半分ぐらいまで下がっています。心配していたコストも、2、3日使えば割に合ってしまうような状態ですね。
―ウェブ予約だと顧客情報も得られることになりますが、顧客台帳の機能は活用されていますか?
有澤 もともと常連さんが多いお店なので顧客情報は私の頭の中に全部入っていると思っていたのですが、「トレタ」で顧客台帳を見るようになって、「思っていたよりこんなに裾野が広かったのか」「意識していなかったけど、この人も常連だったのか」と、データを見て気づくこともありました。
今のところスタッフは私一人なので、お客さまがどこに勤めているのか、どの方と同じ部署なのかなど含め、自分の頭の中で把握しているだけでも特段問題はありません。でも今後スタッフが別に入ることになった場合には、顧客台帳は重宝しそうで、積極的に追加情報も入力した方がいいだろうと思っています。
売上増加のための「次の一手」まで「トレタ」が教えてくれた
―サンラサーさんでは、テイクアウトも積極的に行っているようですね。
有澤 満席で入れなかった方には、「ごめんなさい。お戻りいただけるようでしたらお席をお取りしておきますので、それまで涼しいところで涼んでいてください。またはテイクアウトもできますが、いかがいたしますか?」とご案内しています。
ゲームのテトリスみたいに予約のやりくりをしても、これ以上にがんばって増やせるのはせいぜい1日に4、5人。4、5人を増やすために努力するよりも、テイクアウトの数を増やす方がよくないですか? 客席によらない売り上げを上げる方が、私も予約のテトリスにあまり頭を使わずに済むし、お客様さまもスムーズに買えて、事務所なり落ちついた所でゆっくり召し上がっていただくことができますから。売り上げを次に伸ばすための一手を打つ時、何をすればいいかを「トレタ」が全部示してくれました。
―サンラサーさんのSNSアカウントでは、他の飲食店にも「トレタ」を勧めてくださっているようですね。大変うれしいのですが、例えばどんな飲食店におすすめかなどありますか?
有澤 店頭に予約ノートを出して炎天下に並ばせて記入させるとか、電話予約だけとか、予約を手帳で管理しているとか、アナログな手法で予約管理をしているお店の方に、おすすめしたいですね。予約ノートを出す時間に「トレタ」のウェブ予約をオンにするだけで、お客さまは家に居ながらにして予約ができ、お店はその間仕込みができるので、人間じゃなくて機械ができることはさっさとデジタル化してしまえばいいと思っています。
繁盛店ほど常連さんへの配慮から予約システムの導入が難しい面もあるそうですが、私は、繁盛店だからこそ、常連さん枠の隠しテーブルを用意しておいたり、使い方を上手に工夫すれば、顧客データの集まり方はすごいものがあると思うんです。私も最初は、「トレタ」は予約管理のためだけのシステムだと思っていましたが、分析する力がある人が「トレタ」を使えば、それ以上の力があるとすごく実感しています。
―これから「トレタ」をどう活用されていく予定でしょうか。
有澤 今は予約台帳/顧客台帳サービスしか使っていませんが、他にも「POS連携」「トレタO/X」など、トレタにもさまざまなサービスがあるので、検討しながら、効率化の方法を模索していきたいです。そして、効率化したことによって空いた手で、お客さまの日々のおもてなしにもっと注力できたり、もっとおいしいカレーを作れたら、お客さまにも喜んでもらえるんじゃないかと思っています。
当初の目的だけでなく、「トレタ」が売上向上にもつながり、次の一手まで見出すことができたというサンラサーさん。飲食店にITは使わないという先入観があったそうですが、導入によりお客さまの満足度向上にもつながり、また、新しい客層の開拓も実現しています。
紙の台帳を使っていたり、ウェブ予約をまだ実現できていない飲食店はぜひ導入を検討してみてください。