
社名 | 株式会社Pay it Forward |
---|---|
店舗レンジ | 1〜10店舗 |
業種 | 居酒屋 |
導入サービス | トレタ予約台帳 |
- 課題
- 予約と顧客情報の管理のさらなる効率化
- 予約電話の取りこぼしが発生していた
- 営業中の電話対応に追われていた
- 効果
- 操作がわかりやすく、新人も2~3日で使いこなせるようになった
- 「予約番Lite」の導入で受電率80%から100%に向上。接客に集中できる環境を実現
- 予約データを活用し、送客手数料の最適化など効率的な集客を実現
予約管理システムについて、詳しく知りたい方はこちら
資料ダウンロード(無料)外食DXで飲食店の課題解決に貢献するトレタの普及促進担当の松浦です。予約・顧客情報管理を効率化・高度化する「トレタ予約台帳」の事例をご紹介します。

日本の外食産業の価値向上と食品廃棄(フードロス)削減に取り組む「マグロスタンダード」を運営する株式会社Pay it Forward。他社システムから「トレタ予約台帳」に切り替えたことで、スタッフの業務効率が大きく改善しました。さらに、AIによる電話予約受付サービス「AIるすでん」(現在は「予約番Lite」として提供。以下「予約番Lite」と表記)の導入で、予約の取りこぼしも解消しました。蓄積された予約データを活用して、効果的な集客活動も実現しています。
今回は、飲食業界の価値向上を目指す同社の取り組みと「トレタ予約台帳」導入による具体的な成果について、代表取締役の宮﨑さんと経営幹部 管理本部部長の黒木さんにお話を伺いました。
トレタ予約台帳

累計19,000店舗以上の飲食店が導入する予約顧客管理システム。シンプルな画面設計でサクサク使いやすく、99.9%以上の安定稼動。業務効率化だけでなく、顧客情報を活用したおもてなしやネット予約の一元管理も可能です。
父の背中を見て育った飲食への夢
——創業のきっかけをお聞かせください。

父が魚の卸売業を営んでいて小さい頃から自然と飲食業界と繋がりが深かったんです。父が周りの方から「社長」と呼ばれている姿に憧れを抱いていました。家での話題も築地で魚を買って居酒屋に納めるという仕事の話が中心でしたね。
父の背中を見て育った環境が、自然と私の将来の道筋を作ってくれたような気がします。
その後、大学生の時に株式会社MUGENでアルバイトを始めワーキングホリデーを経て社員として戻り、30歳までに自分の店を持つということを目標に取り組みました。
——創業時の想いをお聞かせください。
外食産業は日本の経済を支える重要な産業で、労働人口6,900万人の6%が従事する大きな市場です。しかし、その価値が十分に認識されていないと感じていました。
海外では料理人がリスペクトされているのに、日本では「ブラック産業」というイメージが根強く残っています。給与水準の低さ、長時間労働、休暇の少なさなど、ネガティブなイメージが先行していますが、実際は多くの企業が改革に取り組んでいます。
当社でも週休3日制を導入するなど、働き方改革を積極的に進めています。外食産業の持つポテンシャルを最大限に引き出し、業界全体の価値向上に貢献していきたいと考えています。
コロナ禍での気づきがフードロス削減のきっかけに
——フードロス削減の取り組みもされているそうですね。
コロナ禍で父の会社の売上が前年比10%以下になる状況を目の当たりにしました。その時に、小規模のスタートアップ企業でも社会に貢献できることがあるはずだと強く感じたんです。
毎日、魚屋さんや八百屋さんに「困っていることはありませんか?」と電話をかけ始めました。すると「これがもう明日明後日で賞味期限切れで…」といった声をいただき「それなら全部引き取らせていただきます」という形で始まったんです。

これがお客さま、仕入れ先、そして日本のフードロス削減にとってプラスになり料理人の腕を磨くチャンスにもなりました。食材を無駄にしないように工夫することで、新しいメニューが生まれることもあります。
アルバイトスタッフも「これは今すごく美味しいんですけど、あと数日で廃棄になってしまうんです。八百屋さんが困っているので、ぜひ食べてください」などと、お客さまへの提案力も向上しました。
このようにスタートアップ企業ならではの、身の回りからできる社会課題解決の可能性を感じています。
「人の顔が見えるトレタ」だからこそ選択
——「トレタ予約台帳」を導入されたきっかけを教えてください。

以前の職場で「トレタ予約台帳」を使っていた経験があり、使い勝手の良さは知っていました。ただ、独立時は価格面で一度他社システムを使うことにしました。その後、トレタの代表である中村さんの講演を聞くことや実際にお会いする機会があり「誰から買うか」を重視した結果、トレタに戻ることを決めました。
他社システムから「トレタ予約台帳」に変更した際も、現場からは「トレタ予約台帳の方が使いやすい」という声が多かったですね。前職で「トレタ予約台帳」を使っていたメンバーも多かったので、スムーズに移行できました。
——操作性についてはいかがでしょうか?
画面の設計がとても良く、操作がわかりやすいです。以前使っていた予約管理システムと比べても「トレタ予約台帳」は直感的に操作できました。以前は席の移動方法や予約の入れ方がわかりづらく戸惑うこともあったんです。
新人スタッフも2〜3日あれば使いこなせるようになります。電話対応のテストと連動させて時給アップの要件にしているので、みんな真剣に覚えてくれますね。
「予約番Lite」で受電率100%を実現
——「予約番Lite」も導入いただいていますが、導入理由を教えてください。
労働人口が減少していく中で、利益率を上げてスタッフに還元していくことが重要だと考えています。営業中にスタッフの時間を最も取られるのが電話対応なんです。そこで、人がやらなくても良いことは機械に任せようと考え「予約番Lite」を導入しました。
※「予約番Lite」とは:AIによって24時間365日電話予約を受け付け、予約の取りこぼしを防ぐことのできるトレタのサービスです
——「予約番Lite」導入後の効果はいかがでしょうか?
受電率が導入前の80%から100%に改善しました。特に、メディアで取り上げられた後など電話が集中する時期も「予約番Lite」のおかげで取りこぼしがなくなりました。営業時間外の予約にも対応できるようになったのも大きな効果ですね。
データを活用した効率的な集客戦略
——予約データの活用について教えていただけますでしょうか?

「トレタ予約台帳」のデータ分析機能はとても役立っています。「トレタ予約台帳」で取得したグルメメディアや公式ホームページからの予約データを基に、マーケティング会社と打ち合わせしながら、MEO対策やSEO対策を進めています。以前使っていた他社システムにはなかった機能で大きな支援になっています。
特にグルメメディアのランキングと予約数の相関関係がわかってきて、例えば「この程度の予約数があれば1位が取れる」といったさじ加減がつかめるようになりました。これにより、過剰な送客手数料を抑えながら効率的な集客が可能になっています。
送客手数料の課金バランスを見ながら、公式ホームページへの誘導なども組み合わせて、コストを最適化しています。また、インバウンド需要を見据え、関連キーワードでの対策も進めています。
2040年までに150店舗、そしてミシュラン獲得へ
——今後の展望をお聞かせください。
2040年までに150店舗の展開を目指しています。さらに、海外展開も視野に入れています。世界には17万件の日本食レストランがありますが、日本人経営は10%にも満たないそうなんです。
私たちが海外に出て行き現地採用した人材を教育し、その人材が日本に来るという流れができれば労働力不足の解消にもつながる。また、ミシュランを獲得して週休3日制と両立させることで、飲食業界の価値を証明していきたいですね。
——最後に「マグロスタンダード」のおすすめメニューを教えてください。

本マグロ焼きすきがおすすめです。マグロの内臓を活かしたマグロ闇盛り刺しも人気です。今まで捨てられていた部位も活用し、マグロのレバーなど、お客さまがおそらく食べたことのない珍しい部位もご提供しています。
——宮﨑さん、黒木さん、本日はありがとうございました!

「トレタ予約台帳」の導入により、業務効率化を実現した株式会社Pay it Forward。飲食業界の価値向上という大きな目標に向かって、着実に歩みを進めていらっしゃいました。今後の更なる発展が非常に楽しみです。
取材日:2025年1月24日
<店舗情報>
マグロスタンダード錦糸町本店
東京都墨田区江東橋2丁目15−6 ファーストビル 1F
050-5447-8019
予約はこちら
マグロスタンダード 門前仲町店
東京都江東区富岡1-25-4ニックハイム八幡103
050-5385-4762
予約はこちら
○圧倒的に使いやすい!現役の飲食店経営者が開発!
トレタ予約台帳の資料をご希望の方はこちらから
個別での事例の紹介希望の方はこちらよりお申し込みください。
業態や課題に合わせてご提案いたします。
トレタ予約台帳

累計19,000店舗以上の飲食店が導入する予約顧客管理システム。シンプルな画面設計でサクサク使いやすく、99.9%以上の安定稼動。業務効率化だけでなく、顧客情報を活用したおもてなしやネット予約の一元管理も可能です。