社名 | しゃぶとかに 源氏総本店 南越谷店(株式会社物語コーポレーション) |
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店舗レンジ | 51店舗以上 |
業種 | 和食 |
導入サービス | トレタ予約管理システム |
- 課題
- 既存の手法では、若年層など新しい層へのアプローチが難しかった
- LINE公式アカウントの開設も選択肢としてあったものの、登録を促すスマートな手段がなく断念
- 効果
- 従来の会員獲得施策に加え、デジタル販促が簡単に実現したことにより、顧客層を大きく拡大
- LINE公式アカウントを開設し、友だちの数は半年で1,000名以上に
- 若年層の取り込みにもつながり、クーポン配布には大きな反響あり
成果に貢献した予約顧客管理システムを知りたい方はこちら
資料ダウンロード(無料)予約台帳の機能のひとつである「LINE通知連携」。
席の予約が完了すると、SMSやメールに代わってLINEで予約確認メッセージを受け取ることができるため、とても便利だとお客さまから大変好評なサービスです。
しかもお店の公式アカウントと友だち登録をしていないお客さまにもメッセージを届けることが可能で、そのメッセージから簡単に友だち登録をしてもらうことができるため、お店にとっても友だちを増やすことが容易になるというメリットがあります。
この記事は、「LINE通知連携」を利用して、公式アカウントの友だちを飛躍的に増やすことに成功された、(株)物語コーポレーションさまの事例をご紹介します。
トレタ予約台帳
和食レストランのさらなる顧客アプローチ
愛知県豊橋市の向山店と埼玉県越谷市の南越谷店の2店舗で展開している「しゃぶとかに源氏総本店」は、しゃぶしゃぶとカニの会食が楽しめる、日常をちょっと贅沢にする和食レストランです。接待や冠婚葬祭での利用も多く、豊富なコース料理や上品なしつらえの大小ある個室が人気のお店です。
しゃぶとかに源氏総本店では、さらなる顧客アプローチのために新たな手段を検討していたところ、「LINE通知連携」が解決のカギとなりました。いわゆる高価格帯と言われるお店であるしゃぶとかに源氏総本店が、「LINE通知連携」の導入に至った経緯や、「LINE通知連携」で実現できたことなどをお伝えします。
新しい層もターゲットとしたデジタルなコミュニケーション手段を模索
これまでしゃぶとかに源氏総本店さんは、どのように既存顧客に対してアプローチしていましたか?
菅原 これまでは、アンケート用紙にご記入いただくことで会員獲得を行い、会員さま向けに旬のお知らせやキャンペーン告知を年に数回行っていました。
既存のアプローチ方法に何か課題はありましたか?
菅原 弊社では販促アプローチは基本的に事業部ごとに行うので、愛知県の向山店と連動する形で季節のメニューなどを告知していたため、南越谷店としての小回りの効いたアプローチもできたらと考えていました。
また、既存の方法ではアプローチしづらかった、例えば若年層も含めた新しい層をターゲットにできないかとも考えていました。
LINE公式アカウントの開設も選択肢としてあったのでしょうか。
菅原 選択肢としてはあったものの、登録を促すスマートな手段がなくて断念していました。今は、「LINEに登録してください」「QRコードを読み込んでください」から接客が始まるお店も多いですよね。でも果たして、そのやりとりが当店のおもてなしやしつらえ、雰囲気に合うのだろうか……と考えると疑問でした。
ですが「LINE通知連携」には、そういったやりとりやQRコードの設置などの必要がなく、スマートに友だちとしてのつながりを持つことができます。予約のリマインド連絡をLINEで通知できれば、これまで電話で行っていた予約リマインドの件数も減らせ、かつ、お客さまにも便利なサービスとなりそうだったこともポイントとなり、「LINE通知連携」の導入に踏み切りました。
「LINE通知連携」の導入はスムーズにできましたか?
菅原 LINE公式アカウント作りに関しては大変でしたが、初期導入はトレタさんのバックアップもあり、慣れたら自分たちでもちゃんと使えるようになりました。
私はもともとアナログ人間で積極的にLINE登録するタイプではなかったのですが、「LINE通知連携」を利用することになってから、他のお店でもLINE登録するようになりました。最近では販促が上手だなと思うお店をベンチマークして、参考にもしています。
開始後すぐに友だち登録数が増加し、1,000名の目標を達成
「LINE通知連携」の導入で、友だち登録数はどのように増えていきましたか?
菅原 初日だけで100名近くの登録があり、最初の2ヶ月で600名強となり、当初に掲げた目標「導入半年で1,000名」は4ヶ月で達成されました。友だち登録1名あたりにかかったコストは、38円となります。
ご予約いただいたお客さまへLINE通知でリマインド連絡されるたびに、お客様が自発的に友だち登録するきっかけが生まれますので、予約件数が多い月には友だち登録も増えることになります。
スタッフからの声掛けなどは、オペレーションには一切組み込まなかったので、負担感なく友だち登録数を増やすことができたのも大きなメリットでした。
「LINE通知連携」のイメージ
※ 画像はイメージです
LINEでの通知に対して、お客さまからの反応はいかがでしたか?
菅原 これまで予約のリマインドは電話で行っていたため、導入初期に関しては、今回初めて急にLINEが届くわけですから、最初は戸惑うお客さまもいらっしゃいましたが、今ではみなさまに便利さを感じていただけています。
当店のお客さまは接待利用やご年配の方も多いため、5年~10年前にLINEでは、ちょっと早いのでは、当店の客層にはどうかと懸念するところでしたが、今はもう50代、60代のお客さまもスマホやLINEを使いこなしていますし、普段使いのツールとしてすでに浸透しているものだったので、そこは違和感なく導入することができました。
LINEで販促を行うメリットは、常連客の来店頻度が高まることにあると思います。恵方巻きやおせちなど、小回りの効く販促が行えるので、常連客の来店頻度が高くなっているようです。
LINEでのクーポン配布は成功! 公式アカウントの運用を本格始動
新しいターゲットも取り込みたいという課題について、「LINE通知連携」で解決できた部分はありますか?
菅原 LINEというツールを活用することで、夜に利用される若年層を取り込むことにも成功しているという感覚があります。若いお客さまには、紙のアンケートへの記入を面倒に感じて答えていただけないこともあったため、アンケートだけの従来型の会員獲得では取りこぼしがありました。アンケートとLINEを併用し、入口を増やして住み分けすることで、新しいターゲットの取り込みにも成功しました。
LINEの友だちが増えた後、どのような配信を行いましたか?
菅原 「新規友だち加入でファーストドリンクをサービスします(4名様まで全員に)」というクーポンを配信したところ、180件の反響がありました。恵方巻きやおせちのほか、お持ち帰りメニューの販促にクーポンをつけて送るなど、個店で行える小回りの効く販促として活用しています。
配信はお客さまに迷惑にならないちょうど良い頻度を意識するよう、今は月に2回程度。販促の告知ができるようオペレーションを構築していくことが直近の課題です。多すぎず、少なすぎず。運用方法はこれからトレタさんとも相談しながら考えていきたいと思います。
最後に、これから「LINE通知連携」、そしてトレタに期待することなどを教えてください。
菅原 こちらの要望は常に出し続けていますし、トレタのサービスには満足しています。提案を受け入れてくれたり、こんなサービスもありますよとこまめに発信していただいたり。今後も、店舗のオペレーションを軽くする、お客さまの満足度が上がるサービスを一緒に運営していただけたらと思っています。新しいサービスの導入にも挑戦しながら、試行錯誤していきたいです。
顧客との新しいコミュニケーションの手段を作るという目的から「LINE通知連携」を取り入れ、導入時に掲げた登録者数1,000名という目標も早期に達成することができました。そのうえで、予約完了のリマインド連絡として活用することで、スタッフの工数削減にも、予約ミス防止にもなり、顧客満足度をアップするおもてなしにもつなげられています。