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社名 | GOSSO株式会社 |
---|---|
店舗レンジ | 51店舗以上 |
業種 | 焼肉 |
導入サービス | トレタ予約台帳 |
- 課題
- 予約台帳の持ち運びが必須で、他スタッフが予約状況を把握できない
- マネージャー不在時の予約管理が困難で、転記ミスやブッキングが発生
- 複数店舗の予約状況確認のため、各店舗に電話確認が必要
- グルメサイトへの送客手数料負担が大きい
- 効果
- iPadひとつで全スタッフがリアルタイムに予約状況を確認可能に
- 直感的な操作性で入社3日目のアルバイトでも使いこなせる
- 近隣店舗の空席状況をすぐに確認でき、シームレスな案内が実現
- 自社サイトでの予約完結により、予約数が40%まで増加し送客手数料を削減
予約管理システムについて、詳しく知りたい方はこちら
資料ダウンロード(無料)外食DXで飲食店の課題解決に貢献するトレタの普及促進担当の松浦です。予約・顧客情報管理を効率化・高度化する「トレタ予約台帳」の事例をご紹介します。
GOSSO株式会社が運営する「0秒レモンサワー 仙台ホルモン焼肉酒場 ときわ亭」は、若者を中心に人気の焼肉店。
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導入前は予約の転記ミス、ブッキングなどの課題に加え、満席時の近隣店舗案内でも各店に電話確認が必要という状況でした。「トレタ予約台帳」の導入により、iPadひとつで全店舗の予約状況を把握できるようになり、予約管理の効率化を実現。
さらに自社メディアの強化とSNSマーケティングの展開で、独自の世界観を確立しています。
今回は取締役 兼 WEBマーケティング本部長 金谷さんにお話しを伺いました。
―― 「0秒レモンサワー 仙台ホルモン焼肉酒場 ときわ亭 渋谷店」についてお聞かせください。
渋谷店は「0秒レモンサワー 仙台ホルモン焼肉酒場 ときわ亭」直営店でもトップクラスの売り上げを誇る店舗です。キッチン2名、ホール3名という少人数で運営しており、平日も多くのお客さまにご来店いただいています。20代前半を中心に、女性のお客さまが6割程度と多いのが特徴です。
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―― 「0秒レモンサワー」という独特なネーミングが印象的ですね。
0秒レモンサワーは、当社のマーケティングチームが生み出した商品です。もともと「ときわ亭」は東北6県に30店舗ほどある町場の焼肉店でしたが、全国展開を目指す「ときわ亭」と、焼肉店を出店したいGOSSO株式会社の思いが合致し、この業態が誕生しました。
ただ、美味しい焼肉店は全国にたくさんあります。全国展開するためには何かエンターテインメント性が必要だと考えました。当時レモンサワーが流行っていて「焼肉とレモンサワーって相性がいいよね」という単純な発想からスタートしました。
居酒屋を運営していた経験から、「すみません」と呼んでからオーダーを取り、作って提供するまでに5〜7分かかるという課題を認識していました。それなら、テーブルにサーバーを置けば解決できるのではないか。その着想から生まれたのが0秒レモンサワーです。
ネーミングについても様々な案がありましたが、最終的に”0秒”という言葉がしっくりときて、2020年12月に横浜西口に1号店をオープンしました。マーケティングチームでは5年前から、出店前から毎週のように会議を重ね、SNSでの展開も含めて緻密に計画を練ってきました。
―― 「トレタ予約台帳」との出会いについて教えてください。
私がマーケティング部門に異動したタイミングです。それまで現場にいた時は、ルーズリーフの紙台帳を使用していて、店舗のマップを印刷したものに付箋を貼って色分けするような予約管理をしていました。

当時、デジタル台帳を使っている企業が出はじめてきて、トレタとの商談機会がありました。正直、当初は課題解決のためにデジタル化しようというよりも、「こんな便利なものがあるのか」という驚きの方が大きかったですね。
―― 「トレタ予約台帳」導入前の具体的な課題を教えてください。
予約管理が最大の課題でした。24時間予約台帳を持ち歩かなければならず、その間は他のスタッフが予約状況を把握できない。実際に予約台帳を紛失したこともあり、大変な思いをしました。
マネージャーがいないと予約管理が難しく、転記漏れやブッキング、キャンセル忘れなども発生していました。紙台帳での管理には限界を感じていましたが、どう改善すればいいのか分からない状態でした。
トレタ予約台帳
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累計19,000店舗以上の飲食店が導入する予約顧客管理システム。シンプルな画面設計でサクサク使いやすく、99.9%以上の安定稼動。業務効率化だけでなく、顧客情報を活用したおもてなしやネット予約の一元管理も可能です。
「入社3日目のアルバイト」でも使えるシンプルさが決め手
―― 「トレタ予約台帳」を選んだ理由を教えてください。

実は他社の予約管理システムも3〜4社ほど比較検討しました。最終的に「トレタ予約台帳」を選んだ理由は、とにかく使いやすかったことです。直感的に操作でき、余計な機能がない。入社3日目のアルバイトでも使えるシンプルさが決め手でした。
―― 導入時の反応はいかがでしたか?
現場からは「紙で十分」という反対の声も多かったのですが、1つ1つ課題を解決していく中で理解が広がっていきました。リーダークラスのアルバイトまで使えるようになり、今では紙の台帳には絶対に戻れないです。
―― 全店舗での導入を決めた理由を教えてください。
最初に導入したエリアでの成功体験が大きな決め手になりました。特に大きかったのは、複数店舗の予約管理が効率化されたことです。
ドミナント展開をしており、一人のマネージャーが3店舗ほどを統括していました。以前は各店舗の紙の予約台帳を持ち歩く必要がありましたが、「トレタ予約台帳」の導入後はiPadひとつで全店舗の予約状況が把握できるようになりましたね。
お客さまの案内もスムーズになりました。例えば、ある店舗が満席の場合、同エリア内の近隣店舗の空席状況をすぐに確認できます。以前は電話で確認して折り返すという手間がかかっていましたが、今ではシームレスにご案内できるようになり、お客さまの利便性も大きく向上しました。
―― 「トレタ予約台帳」導入後の運用体制についてお聞かせください。
導入当初から、本部が使い方を厳密に指定するのではなく、現場主導で運用を進めていきました。私自身、現場に足を運んで実際に使ってみたり、社員やアルバイトの声を直接聞いたりしながら、対話を重ねて改善を進めていきました。本部だけでは分からないことが多かったので、現場との調整を大切にしていました。
予約データについては本部でも各店舗の状況を確認できるようになり、取りこぼしも軽減できたのは大きな成果でした。
―― 予約方法の内訳についてお聞かせください。
現在、「トレタかんたんウェブ予約」が約20〜25%、電話予約が30%、グルメサイト経由40〜50%という構成です。
―― 自社サイトでの予約完結にも注力されているそうですね。

当社では約5、6年前からトレタのAPI連携を活用し、自社サイトでの予約完結を実現しています。以前は自社サイトから外部の予約サイトに遷移する形を取っていましたが、現在は自社サイト内で完結する予約フローを構築しました。
特徴的なのは、コース料理を前面に出し、そこからお客さまの人数を決めていくという当社独自の予約の流れです。このような予約体験を実現できたことで、お客さまの利便性が大きく向上。予約ページでの離脱率の減少にもつながっています。
―― 自社サイトで予約を完結させようと思ったきっかけを教えてください。
グルメサイトへの送客手数料の負担が大きいという課題を感じていました。自社でコントロールできる媒体を持ちたいと考え、ブランディングがある程度成功した時期に自社サイトの制作に着手しました。当初は予約ボタンからグルメサイトに遷移する形でしたが、効果が限定的でした。そこで制作会社とも相談しながら、トレタのAPIを活用した独自の予約システムを構築することを決めました。
結果として、自社サイトの予約数が40%まで増加し、リピーターのお客さまだけでなく新規のお客さまからの予約も増えています。送客手数料の削減にもつながっていますね。
―― 自社サイトと合わせて、SNSなどのマーケティングにも力を入れているそうですね。
当社のマーケティングチームは、クリエイター2名を含む5名という小規模な体制ですが、外部パートナーとも連携しながら効果的なマーケティングを展開しています。
GOSSO株式会社では、業態によって異なるアプローチを取っています。「0秒レモンサワー 仙台ホルモン焼肉酒場 ときわ亭」は公式アプリを中心にCRM※1 を展開し、居酒屋業態ではLINEを活用してリテールマーケティング※2を行っています。より効果的なデジタルツールの活用を優先させた結果、このような形になっています。
※1 CRM:顧客情報を統合的に管理し、顧客との長期的な関係を築く経営手法。
※2 リテールマーケティング:顧客の購買行動データを分析し、個々の顧客ニーズに合わせた販促施策を展開すること。
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また、現在は特にSNSを軸とした早期認知獲得に注力しており、お客さまはSNSで店舗を知りそこから第2検索を行い最終的にGoogle ビジネス プロフィールで情報を確認して予約するという流れが定着しています。
私自身も2年間にわたって365日グルメ投稿を続け、SNSマーケティングの内側と外側の両面から理解を深めてきました。現在は通常の投稿アカウントと特定のテーマに特化したアカウントの2つを使い分け、多角的な情報発信を行っています。
―― インフルエンサーマーケティングについても積極的に取り組まれているそうですね。
特に季節限定メニューの告知などで効果を上げています。インフルエンサーの選定は「いいね」や「コメント」ではなく、「保存数」や「リール動画の再生数」を重視しています。募集はプラットフォーム、個人的なネットワーク、自社でのDM送付と3つのアプローチを組み合わせています。
選定したインフルエンサーには事前にインサイトデータの提出をお願いしていますが、最近では提出が難しい場合もあり、リール動画のパフォーマンスを重点的に見ています。このように、データに基づいた効果的なインフルエンサーの起用と、様々な施策の組み合わせによって、ブランド認知の向上を実現しています。
―― 今後の展望をお聞かせください。
私たちが大切にしているのは、GOSSO株式会社のファンを増やすことです。それはお客さまだけでなく、働く仲間や、従業員の家族も含めてです。関わる人全てにGOSSO株式会社を好きになってもらえれば、自然と良い循環が生まれていくはずです。
そのために、自社でコントロールできるオウンドメディアやSNSに力を注いでいく方針です。これらは資産として積み重なっていくものなので、ここに投資を続けることで将来的には集客コストを抑えながら新たなビジネスへの投資も可能になるでしょう。
特にMZ世代※3をターゲットにしているため、SNSを通じた認知獲得と情報発信に注力していきます。このように、GOSSO株式会社のファンを増やし続けるために、マーケティング施策をさらに強化していきたいと思います。
※3 MZ世代:ミレニアル世代(1981年~1996年生まれ)とZ世代(1997年~2012年生まれ)の総称。デジタルネイティブな特徴を持ち、SNSを活用した情報収集や消費行動を特徴とする世代。
―― 最後に、おすすめメニューを教えてください。
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特におすすめなのは「”肉塊”レモン牛タン」です。ちょうどときわ亭のブランドが仙台発祥ということで、牛タンと0秒レモンサワーを組み合わせた一品。牛タンの中でも最も柔らかいタン元という部位を使用し、レモンを挟んで提供する新感覚のメニューです。これは0秒レモンサワーのコンセプトに合わせて開発された看板メニューの一つです。
―― 金谷さん、ありがとうございました!

左:トレタ普及促進担当 松浦、中央:0秒レモンサワー 仙台ホルモン焼肉酒場 ときわ亭 取締役 兼 WEBマーケティング本部長 金谷さん、右:トレタ営業担当 柳沼
「トレタ予約台帳」の導入とマーケティング施策の相乗効果により、効率的な店舗運営と顧客体験の向上を実現しています。特に印象的なのは、デジタル化による業務効率化を追求しながらも、「GOSSO株式会社のファンを増やす」という本質的な目標を見失わない姿勢です。
ブランドの世界観を大切にしながら、マーケティングチームの緻密な戦略と「トレタ予約台帳」の活用で、着実な成長を遂げている「0秒レモンサワー 仙台ホルモン焼肉酒場 ときわ亭」。「”肉塊”レモン牛タン」に代表される独創的なメニューと「0秒レモンサワー」というエンターテインメント性の高いサービスで、新しい焼肉店の形を提案し続けています。SNSを中心とした情報発信とデジタル化の両輪で、MZ世代を魅了する「0秒レモンサワー 仙台ホルモン焼肉酒場 ときわ亭」の今後の展開が楽しみです。
取材日:2024年12月27日
<店舗情報>
0秒レモンサワー 仙台ホルモン焼肉酒場 ときわ亭 渋谷店
東京都渋谷区道玄坂1-5-5 藤木ビル 2F
03-5422-3395
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