社名 株式会社アンセストラルK
店舗レンジ 1〜10店舗
業種 イタリアンバール
導入サービス トレタO/X
課題
  • コロナ禍の真っ最中でお客様との接触機会を減らす必要があった
  • 紙のメニューでは分かりにくく、オーダーに繋がりにくかった
  • メニュー更新に手間と時間がかかり、柔軟な対応が難しかった
効果
  • ホールスタッフを1名減らしても余裕を持って運営できるようになり、コスト削減につながった
  • 海外からのお客様に対してメニューを簡単に伝えられるようになった。
  • おすすめメニューや利益率の高いメニューの売上がアップした

外食DXで飲食店の課題解決に貢献する、株式会社トレタの普及促進担当の松浦です。
省力化と売り上げアップを両立するモバイルオーダー「トレタO/X」の導入により、ホールスタッフを1名減らしても、理想的な接客が実現しているという株式会社アンセストラルK「バールヴィータ天神店」の事例を紹介します。

トレタO/Xのモデル店になりたくて導入を決意

ーーバールヴィータ天神店はどのようなお店なのでしょうか?

1日に何度でも来てもらえるバルというコンセプトで、ランチタイムから深夜までアイドルタイムを設けずにオープンしています。この近辺では、昼からお酒を楽しめる店は多くありません。2ヶ月前から、飲み放題をはじめたところ、大変好評です。お客さまは若い世代が中心で、Instagramを見て来店くださる方も多いです。2割くらいは海外からのお客さまです。

バールヴィータ外観

ーートレタO/Xの導入のきっかけをお聞かせください。

コロナ禍の真っ最中の頃でした。感染防止の観点から、お客さまとの接触機会を減らそうと考えて、モバイルオーダー導入の検討をしはじめました。
モバイルオーダーを導入している飲食店を訪れて、各社のモバイルオーダーをお客さまの立場で使ってみました。この機能はいい、あの機能も良さそうと悩んでいる時に、当社の代表からトレタO/Xを教えてもらいました。
なぜ、トレタO/Xに決めたのかというと、福岡県内ではまだ導入している飲食店がなかったので、福岡で最初に導入したかったからです。福岡のモデル店になろうと、2023年6月に導入しました。

モバイルオーダー導入でバールヴィータらしさが失われはしないかという不安

ーートレタO/Xの導入にあたり不安はありませんでしたか?

私としては、あまり不安はありませんでした。ただ、スタッフ会議の場では「モバイルオーダーで本当にいいのか」という意見が何回も挙がりました。
ホールスタッフ業務の負担軽減になる分、お客さまと接する機会は減ってしまいますよね。そうなると、バールヴィータらしさが失われるんじゃないか、スタッフとのコミュニケーションを楽しみに来店されるお客さまをがっかりさせるんじゃないか。そんな不安の声がありました。

ーーその不安をどうやって乗り越えたのでしょうか?

モバイルオーダーを導入したからと言って、接客機会がゼロになることはないんですよね。来店時のお出迎え、お料理の提供やバッシング、お会計やお見送りの時に必ずお客さまと接します。
お客さまと接するタイミングで、これまで以上にお客さまに寄り添っていこう、バールヴィータ天神店らしい接客を追求していくことで、減ってしまったオーダー時のコミュニケーションを取り返せるのではないかと考えました。

トレタO/Xでバールヴィータの魅力をさらに伝えることができた

ーー不安を抱えた中での、トレタO/Xの導入はいかがでしたか。

トレタO/Xを導入したからと言って、バールヴィータらしい接客が失われることはありませんでした。むしろ、バールヴィータの魅力がより伝わり、理想的な接客が実践できているように感じます。
導入前は紙のメニューだったので、料理画像は10点程度で、残りのメニューは文字の情報だけでした。文字だけではどんな料理かわかりにくくオーダーに繋がらなかったものが、トレタO/Xでは全メニューの画像が表示できるので、メニューを選びやすいとお客さまから喜ばれています。特に海外からのお客さまに対して、メニューが簡単に伝えられるのはいいですね。

バールヴィータのトレタO/X画面


紙のメニューだとメニュー更新に手間と時間がかかっていました。撮影して、デザイナーに発注して、印刷して・・・早くても完成までに1週間くらいかかります。でも、トレタO/Xでは、すぐに変更できます。
試しに、メニューの表示順を変えてみると、「おすすめ」として最初に目に飛び込むメニューのオーダー数が圧倒的に増えたんです。推しのメニューを出したり、利益率のいいメニューを出して売り上げアップも実現できます。紙のメニューではできなかったことが簡単に叶っています。

ーートレタO/Xでのメニューの表示の方法にも工夫されているんですね。

メニューを表示する位置もそうですが、説明文の内容や、どんな画像を選ぶかによっても売れ行きが変わると思います。
例えば、説明文では地元食材を使っていることをアピールしています。海外や県外からのお客さまは、せっかく来たのだから福岡県の食を楽しみたいはずですから。
画像ひとつで売れ行きを左右するものです。導入当初はトレタが伴走してくださり、プロのカメラマンに撮影をお願いしました。プロが撮影したシズル感たっぷりのクラフトビールは、高単価にもかかわらず売上が約2倍にもアップ! こんなにも売れ行きが変わるのかとびっくりしました。
導入後しばらくは、トレタの担当の方がメニューの見せ方などを細かくアドバイスしていただいたのでコツをつかめました。現在は店のスタッフに撮影を任せています。

バールヴィータクラフトビール

期間限定のフルーツを使ったメニューや、キッチンが推したいメニューは目立つ位置に表示します。出品数を見ながら表示順を変えたりっていうような感じです。店内のホワイトボードも活用しつつ、メニューの認知度を一気に上げて、オーダーにつなげています。

ーーお客さまへのトレタO/Xの案内を工夫されているそうですね。

トレタO/Xは、ご来店時にテーブルごとにQRコードをプリントアウトして、お客さまにお渡ししているのですが、専用のシートを作成して、QRコードをクリップで止めています。
シートの表面にはトレタO/Xの使い方の説明、裏面にはお会計の案内を記載し、お客さまが困らないような工夫をしています。もちろん、トレタO/Xの操作に不安がありそうなお客さまには「何でも聞いてくださいね」とお伝えし、お客さまに寄り添うように心がけています。

ーーコスト削減の面で、トレタO/Xが貢献できていることはありますか。

ホールスタッフを1名減らしても、余裕が持てるようになりました。導入前は、4〜5人のスタッフを配置していて、オーダーのたびにスタッフがテーブルを行ったり来たり慌ただしくしていましたが、今は3人体制でも、まだまだ余裕があります。
1回のオーダー時間はたった数分ですが、その数分でできる業務がたくさんあります。その時間でできることはお皿を数枚拭けるくらいかもしれませんが、その数分が積み重なると大きいですよね。

ーー清水さん、ありがとうございました。

モバイルオーダーを導入すると接客の質が下がるのでは、という心配の声をよく耳にしますが、オーダーテイクにかかっていた時間が軽減された分、手厚いおもてなしを実践することができると熱く語ってくださいました。
最後に、人気メニューのご紹介です。清水さんのオススメは、フレッシュトマト、水牛モッツァレラチーズ、バジリコを使ったマルゲリータ ドックと、ランチタイムで人気のエッグベネディクトだそうです。福岡を訪れた際は、足を運んでみてくださいね。

取材日:2024年7月31日

<店舗情報>
バール ヴィータ 天神店
福岡県福岡市中央区今泉2丁目5−17
092-739-3393

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