社名 株式会社バルニバービ オーガスト
店舗レンジ 11〜50店舗
業種 オールデイダイニング
導入サービス トレタO/X
課題
  • 接客を大事にしたいが、効率重視になりがちだった
  • 追加オーダーの際に接客スタッフの負担が大きかった
効果
  • デジタル化と接客の両立により、質の高いサービスを提供できるようになった
  • ドリンクやデザートの追加注文が増加

モバイルオーダーについて、詳しく知りたい方はこちら

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外食DXで飲食店の課題解決に貢献する、株式会社トレタの普及促進担当の松浦です。

株式会社バルニバービ オーガストが運営する「GARB MONAQUE」は、モバイルオーダー「トレタO/X」を導入し、デジタル化で生まれた時間をお客さまへのサービス向上に活かしています。

GARB MONAQUE おすすめメニュー

「トレタO/X」と紙メニューを併用し「デジタルは手段、おもてなしが目的」という新たな方針を打ち出すことで、お客さま満足度の向上と業務効率化の両立に成功している同店。
その取り組みについて副店長の加藤さんにお話を伺いました。

トレタO/X

お店の世界観や個性を表現するモバイルオーダー。デザインのカスタマイズ性が高く、差別化やブランディングにも貢献。ワクワクする注文体験で売上アップと業務効率化を実現します。

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多様なお客さまの層が来店

――「GARB MONAQUE」はどのようなお店なのでしょうか?

グランフロント大阪のうめきた広場にある、停泊する船をイメージした外観が特徴的な店舗です。ガラス張りの建物なので、「あの広場のガラス張りの建物」と言うと、多くの方に場所を理解していただけます。

GARB MONAQUE 外観

営業時間は朝から深夜までと長く、朝はモーニング、昼はランチ、夕方はカフェ、夜はディナーと、時間帯によってお客さまの層は変わります。ランチタイムは近隣の会社員の方が多く、カフェの時間帯は若い方が多く見られますね。また、女性客の比率が高いのも特徴で、時間帯によっては男性が1割未満ということもあります。

デジタルは手段、おもてなしが目的

――「トレタO/X」導入のきっかけを教えてください。

会社全体での導入がきっかけです。ただ、導入に際して重要だったのは、デジタルツールを使いながらもサービスの質を向上させたいという思いです。「デジタルは手段、おもてなしが目的」という方針で導入しました。

GARB MONAQUE 副店長 加藤さん

これまでは「席のお時間です」とお声がけするなど、どうしても効率や売上を重視せざるを得ない状況がありました。しかし、「トレタO/X」導入を機に、デジタルで効率化できる部分はシステムに任せ、人間にしかできない気配りや接客にはより多くの時間と労力を割けるようになりました。効率や売上も大切ですが、デジタルと人間の強みを適材適所で活かしながら、お客さまに満足して帰っていただくことを最優先することを目指したかったんです。

――導入に反対する声はありましたか?

当初はスタッフから「メニューがなくなってしまうのは寂しい」という声もありましたが、人件費削減が目的ではなく、接客などのサービスの補助ツールとして活用し、お客さまにもスタッフにもメリットがある旨を説明したところ、前向きに捉えてもらえるようになりました。

――導入にあたって工夫されたことはありますか?

導入前にスタッフとのミーティングを複数回行い、デジタル化の目的と接客サービスの方針について共有しました。当店では紙メニューも併用していて、特に日替わりメニューは紙で別途ご案内しています

GARB MONAQUE 内観

「ファーストオーダーは必ず自分で取りに行く」という取り組みも実践。「トレタO/X」を導入したからといってすべてをデジタルに任せるわけではなく、スタッフがテーブルに伺い、お客さまとのコミュニケーションを大切にしています。

特にランチタイムはメニュー説明から入るのが当店のマニュアルとなっています。日替わりランチがあるので、その説明や単品料理にセットをつける提案など、口頭での説明も欠かせません。お客さまにとっては「トレタO/X」とスタッフによるサービスのどちらも選べる環境で、より快適な食事体験を提供できるよう心がけています。

「トレタO/X」導入後の変化と効果

――導入後、具体的にどのような効果がありましたか?

GARB MONAQUE 副店長 加藤さん

特に効果を感じているのは、夜の時間帯のドリンクの2杯目、3杯目の注文です。お客さまがスタッフを呼ばなくても気軽に注文できるようになり、追加オーダーが増えました。

また、食事後のデザートやコーヒー、紅茶などのカフェ系ドリンクの注文も増えています。ドリンクメニューに写真があるのがお客さまに好評で、魅力が伝わりやすくなりました。

――外国人のお客さまへの対応は変わりましたか?

当店にはグランフロントという立地もあり、もともと外国人のお客さまも来店されます。今後、大阪・関西万博の開催に向けてさらに増加すると予想しています。

メニューは元々、英語や中国語、韓国語など複数の言語で表記していますが、全く英語を話せない方やヨーロッパからのお客さまなどコミュニケーションが難しいケースもあります。
「トレタO/X」は多言語対応している上、動画や写真で商品の詳細がわかりますし言語の壁を超える助けになりますね。

メニュー撮影は細部までこだわり

――掲載するメニューはどのように作成されたのですか?

メニュー選定については、店舗側と役員で相談して決定しています。トップには系列店舗の紹介を配置し、その他のメニュー構成も慎重に検討しました。

メニューの並び順についても議論がありましたね。「価格順に並べた方がいいのではないか」という意見や、「一番人気のメニューをトップに置きたい」という考えもありましたが、あまり高価なメニューをトップに持ってくると敷居が高く感じられる可能性があるという意見も出て、最終的にはバランスを考慮して調整しました。
単に売上を上げるためだけにメニューを選ぶのではなく、お客さまにとって見やすく、選びやすい構成を心がけています。メニューの並び順は何度か見直しを行い、現在の形に落ち着きました。

――メニュー撮影時に気をつけたポイントを教えてください

メニュー撮影では、お料理の見え方や演出について細部まで検討しました。撮影チームとお店側でしっかりとコミュニケーションを取りながら進めていきました。各メニューについて「どこから撮影するか」「どのようなシーンにするか」という点を事前に打ち合わせ、カメラマンにもその場で確認してもらいながら撮影を進めました。

例えば、ソーセージの撮影では、最初は焼き始めの状態で撮影したところ、「冷たそうに見える」「美味しそうに見えない」という意見が出ました。そこで「火がしっかり入った状態からの撮影の方がいい」と判断し、撮り直しを行いました。
実際に撮影してみて初めて気づく点も多く、何度かやり取りを重ねることで満足のいく映像に仕上げることができましたね。

今後の展望と期待

――最後に、どんなお店にしていきたいか教えてください。

おもてなしが主役という考え方を浸透させて、より良いお店にしていきたいです。「トレタO/X」などのデジタルツールを活用しながら、スタッフがお客さまとの関わりに集中できる環境を整えていきます。

――加藤さん、ありがとうございました!

GARB MONAQUE 副店長 加藤さん とトレタメンバー
左:トレタ営業担当 堀江、中央:GARB MONAQUE 副店長 加藤さん、右:トレタ普及促進担当 松浦

「GARB MONAQUE」の事例は、デジタル化と接客サービスの共存という、現代の飲食店が直面する課題に対する一つの答えを示しています。トレタO/Xを補助的なツールとして位置づけることで、効率化と顧客体験向上の両立に成功しています。

特に印象的だったのは、加藤さんの「デジタルは手段、おもてなしが目的」という考え方です。デジタル化によって生まれた余裕を、より質の高いサービスに還元する姿勢は、多くの飲食店にとって参考になるでしょう。

最後におすすめメニューのご紹介です。
ドリンクではレモネードが人気。フルーツとお砂糖だけで作ったシロップをソーダで割ったり、お酒で割ったりして楽しめます。夏場はレモネードだけで200〜300万円の売上があるそうです。1杯900円ほどですがサイズがとても大きく、レモネード目当てで来店されるお客さまも多いとのこと。

GARB MONAQUE おすすめメニュー

お料理では、シェフがイタリアンとフレンチの出身なのもあり、パスタがおすすめ。特にクリーム系のパスタが人気でスモークサーモンのカルボナーラや魚介たっぷりパエリア風リゾットがよく出るそうです。

取材日:2025年3月12日

<店舗情報>
GARB MONAQUE
大阪府大阪市北区大深町4−1 うめきた広場 1F
06-6359-5180
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トレタO/X

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