
社名 | 株式会社ドトールコーヒー |
---|---|
店舗レンジ | 51店舗以上 |
業種 | カフェ |
導入サービス | トレタO/X |
- 課題
- 人手不足により、フルサービスの質が低下
- ハンディ操作、ホール業務、ハンドドリップなど多大な指導時間が必要
- スペシャルティコーヒーの魅力を写真だけでは十分に伝えきれない
- 効果
- 人時客数の向上と人件費削減を同時に実現し、質の高いサービスを提供
- オープニング時のトレーニング時間が全体で300時間削減
- 9割以上のお客さまが「トレタO/X」を利用、スタッフの業務効率が大幅向上
- 動画でコーヒーを淹れる様子を表現し、商品の魅力を効果的に訴求
- サービスタブの設置により、お客さまからの呼び出し回数が減少し業務効率化
- おすすめ表示機能で注文が他店舗比で大幅増加
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資料ダウンロード(無料)外食DXで飲食店の課題解決に貢献するトレタの普及促進担当の松浦です。スマートフォンで注文から会計までできる「トレタO/X」の事例をご紹介します。

株式会社ドトールコーヒーが展開する「ドトール珈琲店」は、通常の「ドトールコーヒーショップ」とは異なり、スペシャルティコーヒーとフルサービスで差別化を図る業態です。しかし、人手不足という業界共通の課題に直面していました。
「ドトール珈琲店 グランツリー武蔵小杉店」では、「トレタO/X」、セミセルフハンドドリップ、ウェイティングシステムの3つを同時導入し、オープニング時のトレーニング時間を全体で300時間という大幅な削減を実現しました。「トレタO/X」は9割以上のお客さまにご利用いただき、スタッフの業務効率化と顧客満足度向上の両立に成功しています。
今回は、新規事業本部の加部さんと内田さんにお話を伺いました。
トレタO/X

お店の世界観や個性を表現するモバイルオーダー。デザインのカスタマイズ性が高く、差別化やブランディングにも貢献。ワクワクする注文体験で売上アップと業務効率化を実現します。
スペシャルティコーヒーとフルサービスで差別化するブランド戦略
――「ドトール珈琲店」の特徴・こだわりについて教えてください。

「ドトール珈琲店」は、スペシャルティコーヒーを広めていくために始めた業態です。展開数が最も多い「ドトールコーヒーショップ」とは違い、フルサービスで提供しています。空間もゆったりとした造りです。
フードメニューについても強いこだわりを持って開発しています。
「ドトール珈琲店 グランツリー武蔵小杉店」はファミリー層が多く、20代から50代まで幅広い年齢層の方にご来店いただいています。特に女性のお客さまが多いですね。
人手不足解決のための「トレタO/X」を導入
――「トレタO/X」を知ったきっかけを教えてください。
店舗の人員不足が問題になっていた時に、当社の役員が情報を共有してくれたことです。動画が見られるという点が非常に斬新で、興味を持ちました。
その後、「トレタO/X」の実際のオーダー画面を共有していただき、社内のメンバーで実際に体験してみたところ、使いやすさを実感。そこから本格的に検討を始めました。
――第一印象はいかがでしたか?
動画に臨場感があって、インパクトも強くとても良いと感じました。写真も大きく表示されてわかりやすく、パッと見ただけで「これを食べたい」と選べる感じです。
特にコーヒーは写真だとただの茶色い飲み物になってしまいがちです。今ではコーヒー豆を挽いているところや実際に淹れている様子を動画で表現できることで、スペシャルティコーヒーの魅力をしっかりと伝えられています。
300時間のトレーニング時間を削減
――人手不足で困っていた具体的な課題を教えてください。

スタッフが不足すると、お客さまをお迎えすることができません。料理を作るスタッフ、ご案内するスタッフ、ドリンクを作るスタッフが必要で、ギリギリの人数だとお客さまへの対応の精度が下がってしまいます。
「トレタO/X」を取り入れることで、元々はスタッフが注文を取りに行く時間にお客さまご自身でご注文をいただけるので、その分お客さまのご案内や調理のフォローに回ることができると考えました。
――「トレタO/X」導入後の効果について教えてください。
複合的な要因もありますが、大きく3つの成果がありました。人員削減と人時客数の向上、トレーニング時間の大幅な短縮です。
これまではハンディの操作、ホールのトレーニング、ハンドドリップの指導などに多くの時間を要していました。しかし様々なデジタル化を進めることでこのトレーニング時間を300時間程度削減できたんです。特に「トレタO/X」の導入でハンディの操作を教える必要がなくなり、ご案内の業務も軽減されたことは大きな要因です。
スタッフの目線で言うとお待たせすることなくスムーズにご案内できるようになり、本社からすると人件費を削減できるという成果が得られました。この成功を受けて、他店舗にもこの施策を反映していく方針です。
9割以上の利用率、幅広い年齢層に受け入れられた理由
――お客さまの利用状況はいかがですか?
9割以上のお客さまにご利用いただけています。オープン当初は初めてのお店に来てわからないというご年配の方もいらっしゃいましたが、基本的には多くの方が自分で操作していただけています。「初めて使った」「新しいことをやってみたい」という感じで、積極的に取り組んでくださるお客さまも多いですね。
基本的にはお水を出す時に「QRコードこちらにございますので、こちらからお願いします」とひと言お伝えしています。もしわからなかったら呼んでいただければ、こちらでオーダーを受けます。
――サービスタブなどの機能による効果はありましたか?
食後のドリンクの注文時に「提供するタイミングでスタッフにお知らせしてください」という機能や、お皿を下げる依頼などができるようになっています。
以前は、お客さまからの追加のご要望をお伺いするためにスタッフが席に何度もお伺いする必要がありました。しかしサービスタブの設置により、お客さまのペースに合わせたタイミングでご連絡いただけるようになりました。これにより、お客さまにはより快適なサービスを提供でき、スタッフの業務効率化にもつながっています。
おすすめ表示機能で売上向上
――「トレタO/X」画面のおすすめに掲載しているメニューについて教えてください。

基本的に季節のおすすめをトップに掲載し、モーニングの時間帯はモーニングメニュー、ランチの時間帯はランチメニューが表示されるようにしています。メニューは設定しておけば時間で自動的に切り替わるので、この機能も大変役に立っています。
「ドトール珈琲店 グランツリー武蔵小杉店」では、オープン当初にフライドポテトをトップに表示していたところ、他の店舗よりもフライドポテトの注文が大幅に増加しました。トップに表示される商品は注文されやすくなることが分かりました。
動画メニューの制作とサポート体制
――動画メニューの制作についてはいかがでしたか?
コーヒーの魅せ方やパスタやパンケーキ演出はこだわりました。例えば食べる直前の卵を割る場面やメープルをかける場面など。メニューの魅力を最大限に伝えられるように試行錯誤しました。
一番上に動画が出てくるのもあり、スマートフォンで見た時の訴求効果は高いです。
――トレタのサポート体制についてはいかがですか?
とても丁寧に対応していただいて助かっています。土日でも連絡してしまうことがあるのですが、手厚いサポートをしていただいています。
メニューのコピー作業や設定変更などの要望にも対応してくださいますし、メニューを追加する際は見せ方についてのご提案もしていただきました。実際の商品画像を使った表示例を送ってくださるなど、具体的なフォローをしていただけてありがたいです。
今後の展望
――今後「トレタO/X」を使ってやりたいことはありますか?
より詳細な商品情報や画像を充実させて、メニューの魅力をさらに伝えられるようにしたいと考えています。「ドトール珈琲店」の世界観を全部表現できたら素敵ですね。
――加部さん 内田さん、ありがとうございました!

「ドトール珈琲店 」の事例は、「トレタO/X」導入による業務効率化の好例です。特に印象的だったのは、オープニング時のトレーニング時間を様々なデジタル化を実施し、300時間も削減できたという具体的な成果です。これは新店舗展開を進める企業にとって、非常に大きなメリットと言えるでしょう。
また、スペシャルティコーヒーという商品特性を活かし、動画コンテンツでコーヒーを淹れる様子を表現することで、商品の魅力を効果的に訴求されています。
9割以上のお客さまに「トレタO/X」をご利用いただいているという高い利用率も、お客さまにとって直感的な操作性と、店舗側の丁寧な運用とお客さまへの配慮の結果だと思います。
今後も飲食業界のデジタル化が進む中、「ドトール珈琲店 グランツリー武蔵小杉店」のような、商品特性とデジタルツールを効果的に組み合わせた取り組みが、多くの飲食店の参考になるのではないでしょうか。
最後におすすめメニューのご紹介です。

看板メニューは、メインで扱っているスペシャルティコーヒー。ブレンドを3種類用意されています。一般的にスペシャルティコーヒーはシングルで提供されることが多く、酸味が強くて飲み慣れない方には取っつきにくい面がありますが、同店では、ブレンドとして提供することで、多くの方に飲みやすい味わいに仕上げているのが特徴です。
フードメニューではこだわりのあるオムライスやパスタが人気。
お子さま向けにはキッズメニューも用意されていて、おもちゃが付いたり、お子さま向けのジュースもご用意されています。
取材日:2025年6月9日
<店舗情報(トレタO/X導入店)>
ドトール珈琲店 グランツリー武蔵小杉店
神奈川県川崎市中原区新丸子東3-1135-1 グランツリー武蔵小杉 3F
044-750-7705
ドトール珈琲農園 大宮東口店
埼玉県さいたま市大宮区大門町1丁目94 第三やすなビル
048-643-2665
ドトール珈琲店 イオンモール高崎店
群馬県高崎市棟高町1400 イオンモール高崎 2階
027-386-2001
ドトール珈琲店 亀戸店(2025年8月28日オープン)
東京都江東区亀戸2丁目20−7 2階
本と珈琲 梟書茶房
東京都豊島区西池袋1-12-1 Esola(エソラ)池袋 4F
03-3971-1020
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トレタO/X

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