社名 株式会社いづもや
店舗レンジ 1〜10店舗
業種
導入サービス トレタ予約台帳
課題
  • 昭和の頃から続けてきた紙の予約台帳での管理がどんどん非効率に
  • デジタル機器に不慣れなスタッフへの対応
効果
  • リアルタイムでの予約状況確認が可能に
  • ベテランスタッフでも1週間で使えるように

外食DXで飲食店の課題解決に貢献する株式会社トレタの普及促進担当の松浦です。

紙の台帳を半世紀以上使用していた老舗鰻店「日本橋いづもや」。時代の流れと共に来店されるお客様からの情報量が増え、紙の台帳に色々な人が書き込んだ際に最終的に誰が見てもわかりづらい状態となり、予約の重複や見落としなどの課題が増えていました。「トレタ予約台帳」の導入により予約管理の効率化を実現しました。今回お話をしてくださった3代目の岩本さんからは「超便利」と評価をいただいています。

いづもや岩本さん

「予約は紙の予約台帳に書くのが当たり前」先代を説得して導入

──まずは、日本橋いづもやについて教えてください

当店は1946年に創業した鰻屋です。私で3代目になります。おかげさまで、代々来てくださるお客様も多く、中には初代である祖母の時代から通ってくださっている方もいらっしゃいます。

いづもやの鰻

──老舗ならではの課題もあったのではないでしょうか?

そうですね。伝統を守りつつ、時代のニーズに合わせて変化していく必要性を感じていました。特に予約管理については、長年、紙の予約台帳を使用していて、非効率な面が目立ってきていました。具体的には、狭い行間に鉛筆でいろいろ記入することで記載内容が重なってしまったり、消しゴムで修正する際に他の行を消してしまうこともあり、記載内容の解読を必要とする事態となっていました。それに伴い記載内容の解読に苦労したり、予約の重複や見落としがあったりと予約状況の共有に時間がかかるという課題がありました。

──そこでトレタの導入を決められたのですね

はい。ただ、導入までの道のりは平坦ではありませんでした。デジタル機器に不慣れなスタッフも多く、特に2代目である父は古くからの手法である「受けた予約は紙の予約台帳に書くのが当たり前」という考えで、デジタルでの管理には懐疑的でした。
約10年前にトレタの担当者から予約台帳システムの話を聞いたことがあったんです。しかし、当時は父だけでなく、他のスタッフの反応も芳しくありませんでした。当時のスタッフの多くは50代、60代で、中には戦前生まれの者もいました。パソコンどころか、携帯電話さえ使ったことがない者もいたんです。「こんなの使えるわけがない」「電話を取りながらこんな入力なんてできない」という反対の声が大きく、トレタ予約台帳の導入は見送りになりました。
その後、時代も流れてベテランスタッフも当たり前のようにスマホを持って、パソコンに触れる機会も増えていたのでそこで再度トレタの導入を検討し、導入に至ったんです。実際導入してみると、抵抗感を示していたスタッフでさえも1週間で慣れ今ではもう手放せない状態です。

トレタを一言で表すと「超便利」

──トレタを導入して良かった点を教えてください。

いづもや岩本さん

まず、予約管理が格段に楽になりました。以前は電話のメモが書いてある紙を探したり、見つかっても人の字には癖がある上に電話を取りながら書いたメモは読みづらく、その解読に苦労しながら確認をする作業が発生していました。今はそんな手間が一切ありません。
スタッフがリアルタイムで予約状況を確認できるようになったのも大きいですね。調理場のスタッフは仕込みの量の調整がスムーズになりましたし、その日の予約状況が把握しやすいので、スタッフのシフトを無理なく効率的に組めるようになりました。
さらに、トレタの録音機能で「言った言わない」のトラブルも防げるようになりました。例えば、5名様の予約だったはずが、来店されると人数が違っていたというケースも稀に起こります。そんな時も、録音機能で実際の会話を確認できるので、スムーズに対応できるようになりました。
本当に導入して良かったと思います。スタッフからも「なんでもっと早くトレタにしなかったんだろう」という声が上がるほどです。

──老舗ならではのトレタの使い方はありますか?

いづもや岩本さんと紙に印刷した情報を見るトレタ担当中村

店内の風情や雰囲気もおもてなしのひとつだと考えていますので、お座敷の個室内や、玄関先などではデジタル機器をお客様の前に出さないよう工夫しています。具体的には、トレタの活用は主にバックヤードに限定し、お客様の目に触れる場所では着物姿のスタッフが紙に印刷した情報をもとにお客様の案内を行います。注文時にもお客様の前でデジタル機器を操作することも避けていますね。予約管理や顧客情報の記録にトレタを活用しつつ、表面上は伝統的な方法を守ることで、効率化と老舗らしさを両立させています。

──他ではなくトレタを選んだ理由は?

使いやすさですね。トレタはシンプルで直感的に操作できるんです。例えば、他のシステムでは細かい指示を出さなければなりませんでした。ファイルを選んで、メニューを選んで、また別の項目を選んで…といった具合です。このように手順を踏まなければいけないと、デジタル機器に不慣れなスタッフには難しすぎるんです。
その点、トレタはベテランスタッフでも簡単に使えます。画面の構成がシンプルで、必要な情報がすぐに見つけられるんです。特に驚いたのは、2代目の父の反応でした。戦後、団塊の世代である父はガラケーもあまり使えてないのですが、それでもトレタなら予約状況を確認できるんですよ。トレタは、まるでiPhoneのように説明書がなくても直感的に使えるんです。だからこそ、トレタを一言で表すと「超便利」。本当にこれ以上でも以下でもありません。

──最後に、どんなお店にトレタをおすすめしたいですか?

特に、当店のような何代も続いているようなお店にも使っていただきたいですね。まだ紙で管理しているお店が多いと思います。デジタル機器に不慣れなスタッフが多い店舗でも、トレタなら簡単に導入できますし、この便利さを是非体感してほしいです。

──貴重なお話をありがとうございました。

いづもや岩本さんとトレタメンバー

取材を終えて、日本橋いづもやの事例から、老舗飲食店のデジタル化における課題と解決策が明確に見えてきました。岩本さんのお言葉を借りれば、トレタは「超便利」なシステムです。「iPhoneのように、説明書がなくても直感的に使える」とおっしゃっていただいたことは印象的でした。
トレタが老舗の雰囲気を損なうことなく、裏側での効率化をお手伝いできていること、大変うれしく思います。お客様に対する「おもてなし」の質を落とすことなく、内部の業務プロセスを最適化できるのは、トレタの大きな強みだと感じました。
多くの飲食店の方々にとって、日本橋いづもやの事例をご参考いただけますと幸いです。

取材日:2024年9月12日

<店舗情報>
日本橋いづもや
東京都中央区日本橋本石町3-3-4
03-3241-2476

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