京都の名店「弘 八坂邸」がデジタル化で質の高いおもてなしを実現

外食DXで飲食店の課題解決に貢献する株式会社トレタの普及促進担当の松浦です。

今回は京都の人気店「京やきにく 弘 八坂邸 」がよりよい接客をめざしてトレタ予約台帳を約9年運用し、質の高いおもてなしを実現した事例を紹介します。

「京やきにく 弘 八坂邸」は京都八坂の由緒ある日本家屋が建ち並ぶ一角にあります。厳選食材を用いた懐石料理、そして格式高い建築と100坪以上もある壮大な庭園という見事なロケーションから重要なビジネスシーンの接待にもよく活用されています。

そんな「京やきにく 弘 八坂邸」でトレタ予約台帳がどのように運用され、効果を生み出したのか？具体的なお話を店長の磯部さんに語っていただきました。ぜひご参考ください！

京都人気店「八坂邸」のトレタ予約台帳運用方法

ーートレタ予約台帳を約9年使ってみて、率直な感想をお聞かせください。

以前は他の系列店で働いており、その時は紙の台帳による管理が基本でした。八坂邸に異動した時には既にトレタ予約台帳が導入されていましたが、紙の台帳と比べるまでもなく、トレタ予約台帳の方が圧倒的に使いやすいと感じています。

最近、社会全体がデジタル化している中で、紙での管理にも良さがありますが、予約に関していうと書き直しが発生してしまいます。トレタ予約台帳ではその手間がないため、作業効率が抜群に良いです。

ーートレタ予約台帳は特定の担当者のみが操作していますか？

基本的にメインで操作するのは、その日のレジ担当や電話を受ける機会が多いスタッフです。

誰でも簡単に使いやすいので、お客さまの来店履歴など詳しい情報を確認するときはスタッフ全員で利用します。営業時間の合間にサッと見ることが多いです。1分あれば簡単に確認できます。

ーーお客さまの情報は閉店作業時にまとめて入力しているのでしょうか？

お客さまの情報は、営業時間内の空き時間に随時入力しています。以前は紙にメモを取り、閉店後にまとめて入力する方法を取っていましたが、作業負担が大きかったため、現在は気づいた点をその場で入力する運用に変更しました。この方法により、より正確な情報管理が可能になっています。

顧客情報を活用して”寄り添う接客”を実現！さらなる課題解決へ

ーーお客さまの予約は電話とウェブ、どちらが多いですか？

予約はウェブが多いです。昔は電話予約の割合が多かったと思いますが、コロナ禍を経てウェブの方が多くなってきたように思います。ただ、予約完了後の細かい打ち合わせやコースの要望などは今でも電話でのやり取りが多いです。

最近は観光客の客足が戻ってきていることもあって、インバウンドも増えました。インバウンドのお客さまだと海外の予約代行サービス会社を通しての予約がほとんどです。

ーートレタ予約台帳の顧客情報は活用していますか？

お客さまの嗜好を含めた顧客情報はとても役立っています。

ビールを多く飲むお客さまには言われる前から多めに持っていく、お子さまがいるお客さまが1年振りにご来店されるときはベビーベットからお子さま用の椅子に変更するなど、きめ細かなサービスができるようになりました。

インバウンドのお客さまは新規の方が多いのですが、日本人のお客さまはリピーターが多いです。シーズンがやってくるとリピートしてくださったりします。そういったお客さまにはトレタ予約台帳システムの情報がとても役立ちます。

特に来店の日時が一覧で表示されるのは助かっています。例えば他店に1週間前に行かれていたとか、前にどの店で予約されていたなどの情報があればそれだけでも話がしやすくなりますね。

ーーいま、店舗運営に関する課題などはありますか？

私どもは京都ナンバーワンをめざしていて、今よりも顧客単価を上げていきたいです。

店舗の改装を経て、単価アップに繋がるようなコースメニューを新たに作ったり、当店の目玉でもあるシャトーブリアンをよりリッチに楽しんでいただくための工夫も考えました。

コースに関してはご予約時に最適なコースをおすすめしたいのですが、電話での予約であれば直接口頭で伝えられるものの、ウェブからの予約だとお話ができません。なので、ウェブ予約を運用しながらいかにコースを上手に提案していくかも課題です。

当店のシャトーブリアンはフォークで切れてしまうほど柔らかいのですが、それをより楽しんでいただくためにお客さまの目の前で焼いてスタッフがカットします。味や食感だけでなく、ビジュアルからも楽しんでいただけるので、積極的におすすめしています。

ーー顧客単価向上のために、トレタ予約台帳をどのように活用されていますか？

接客においては、より積極的なアプローチが必要だと認識しています。具体的には、追加オーダーのご提案や、次回来店時に向けた最適なコースのご案内など、お客さま一人ひとりに合わせたサービスを展開することで、顧客単価の向上を図れると考えています。

これらの取り組みを効果的に進めるためには、「トレタ予約台帳」に蓄積された顧客情報の活用が重要です。システムに記録された来店履歴やお好みの情報を基に、より質の高いサービスを提供していきます。

また、新型コロナウイルスの影響により、以前よりもお客さまとの距離感が生まれてしまいました。現在は、この距離感を縮めることを最優先課題としています。顧客単価の向上以前に、お客さまにより一層満足いただけるサービスの提供をめざしています。

ーートレタ予約台帳はどのようなお店におすすめしたいですか？

紙を使って予約管理しているお店は、トレタ予約台帳の導入をおすすめします。

システム上に顧客情報をしっかり記録しておけるので、当店のように一組のお客さまごとにしっかり接客していくスタイルのお店なら、よりぴったりではないでしょうか。活用次第でリピート率を上げていくこともできるはずです。

ーー最後に今後八坂邸がどうなっていきたいのか、展望を教えてください。

会社全体で京都でのナンバーワンブランドをめざすにあたって、トレタ予約台帳を上手に使いながらまだまだ成長していくことが必要です。京都の中でもトップクラスの単価をいただいていますので、いただく単価に相応しいサービスを提供しなければいけません。お客さまの満足度を上げるためにできることはまだまだたくさんある、と言うのが今のところの正直な気持ちです。

スタッフ一同が成長を重ね、店舗全体のさらなる向上をめざしてまいります。

ーー磯部さん、ありがとうございました

日本を代表する古都のひとつ、京都でナンバーワンをめざすため料理の品質はもちろん、接客面でもさらなる高みへ向かう京やきにく 弘 八坂邸。
目標を実現していくために顧客情報を蓄積し、ひとりひとりの顧客にあったサービスの実現、そして満足度を高められるメニューの提案に活かそうとされています。

そんな京やきにく 弘 八坂邸にトレタ予約台帳をよりお役立ていただけるよう、問題点を解決し、ニーズに答え、その先にある顧客満足の向上を一緒に実現していきます！

取材日：2024年9月20日

＜店舗情報＞
京やきにく 弘 八坂邸
京都府京都市東山区小松町11-9
075-525-4129

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