社名 | 株式会社可不可 |
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店舗レンジ | 1〜10店舗 |
業種 | 和食 |
導入サービス | トレタ予約台帳 |
- 課題
- 紙での予約管理による書き漏れや転記ミスの不安
- 他の台帳を導入したが操作が難しく紙の台帳に戻した
- 効果
- 予約の抜け漏れが防止できた
- 使いやすく工夫されているため予約管理の負担が軽減
予約管理システムについて、詳しく知りたい方はこちら
資料ダウンロード(無料)外食DXで飲食店の課題解決に貢献する株式会社トレタの普及促進担当の松浦です。
40年にわたる飲食業の経験を持ち、約30店舗のプロデュース実績を誇る宮下さんが手掛ける「可不可 KAFUKA TOKYO」。2015年のオープン以来、シンプルで洗練された空間で、毎月開催される「可不可サロン」を通じて独自のコミュニティを形成してきました。生産者とお客さまを繋ぐ場として、また食とアートが融合する文化的な空間として、多くの方々に支持されています。
予約管理においては、オープン当初から「トレタ予約台帳」を導入。1人での店舗運営の中で、効率的な予約管理を実現し、新規のお客さまの獲得にも繋がっています。
トレタの活用と独自のイベント運営で、新たな価値創造に挑戦し続ける「可不可 KAFUKA TOKYO」の取り組みについてお話を伺いました。
トレタ予約台帳
累計19,000店舗以上の飲食店が導入する予約顧客管理システム。シンプルな画面設計でサクサク使いやすく、99.9%以上の安定稼動。業務効率化だけでなく、顧客情報を活用したおもてなしやネット予約の一元管理も可能です。
飲食業界40年の宮下さんの経験
―― 元々飲食業界に興味があったのでしょうか?
学生時代、飲食店でアルバイトをしていましたが、実は料理人を目指していたわけではありません。料理の経験は全くなかったんです。私が興味を持っていたのは、インテリアデザインやお店の空間づくり。飲食店の料理やサービスよりも、お店の設計や内装、雰囲気作りといった空間デザインの方に魅力を感じていたのです。その関心からデザイナーの方々と親しくなり、そのご縁がきっかけで大学在籍中に世田谷で最初の店「春秋」をオープンさせました。
その後「暗闇坂宮下」というお店を立ち上げ、おかげさまで他にも約30店舗のプロデュースを努めました。
現在は出身地である山梨県の仕事も行っており、知事から任命を受けて県のコンサルティングもしています。また、ホテルの方とも一緒に仕事をさせてもらう機会も多いですね。地方の食をテーマに、各県の食材や工芸品を活かしたイベントを展開しています。
「可不可 KAFUKA TOKYO」のこだわりとは
―― 「可不可 KAFUKA TOKYO」のオープンのきっかけを教えてください。
以前経営していた店舗を一度手放した後、ビルのオーナーから声をかけていただいたのが「可不可」のスタートでした。以前はバーとして使われていた場所を全面的に改装し、2015年4月に「可不可 KAFUKA TOKYO」をオープンしました。
―― お店づくりの際のこだわりを教えてください。
長年飲食業に携わってきた経験から、これからの自分がやるべきことは何かを考えました。生産者の方々に支えられて店が成り立っているという思いが強く、そういった方々とお客さまが繋がれる場所にしたいと考えたんです。
そのためフルオープンのキッチンにこだわり、極力シンプルな空間を目指しました。デザイナーと協働する中で、過剰な装飾は避け、必要最小限の要素だけを残しました。
特にカウンターへのこだわりは強く、群馬の赤城山の作家さんに特注で作っていただきました。お客さま側と店舗側で異なる種類の木材を組み合わせ、微妙な空間の区切りを作っています。テーブルの形状も場所によって少しずつ変え、意図的な空間設計を行いました。
―― 現在は1人で店舗を運営されているそうですね。
この4年ほどは、ほぼ1人で店舗を運営しています。40年の飲食業で培った経験を活かし、厨房に立ちながら、料理とお店の空間づくり、双方にこだわりを持って取り組んでいます。美味しい料理を提供することはもちろん、この場所でしか体験できない人と人との出会いや繋がりを大切にしているんです。
長年の飲食業の経験から、自分の得意分野や果たすべき役割が見えてきました。コミュニティを醸成し、お客さま同士の繋がりを生むことが、私にとって大切な仕事の一つなんです。だからこそイベントを通じた独自の価値提供に力を入れ、お客さまとの関係づくりを大切にしています。
―― イベントについて詳しく教えてください。
オープン時から1ヶ月間は、酒蔵やワイナリーの方々を招いてのイベントを毎日開催しました。生産者だけではなく、器の作り手さんにイベントにでていただいたこともあります。これらをオープニングイベントとし、お店のコンセプトを確立していきました。
今も毎月1回、「可不可サロン」というイベントを開催しています。食に全然関係のない方々にも来ていただいています。例えば9月は浮世絵のコレクターの方。作品を持参して解説いただきながら一緒に食事を楽しみました。10月は和歌山の醤油屋さんとみりん屋さんをお招きし、200年・300年続く老舗の社長にこだわりや継承についてお話しいただきました。11月は唐津の陶芸家をお招きする予定で、その方の作品を使いながら食事をして、1点お皿をお持ち帰りいただけるイベントを企画しています。
参加者は8〜9割が女性でその多くが1人での参加なんです。ここで同じ興味を持つ方々が出会い、親しくなっていく。イベントを通じて自然とコミュニティが形成されていくのを見るのは嬉しいですね。中には自主的にイベントを企画する常連さまもいらっしゃり、新たなコミュニティが形成されています。
トレタ導入とその活用方法とは
―― トレタを導入されたきっかけは何でしたか?
2002年頃、今とは別のお店で他社の予約台帳を導入したのがデジタル利用の始まりでした。しかし、忙しい時間帯の操作が難しく、一度紙での管理に戻したんです。その後もずっと紙で管理をしていました。
「可不可 KAFUKA TOKYO」のオープン時、トレタの担当者から提案があり、それをきっかけに導入を検討し始めました。どこかで紙での管理に不安もあったんだと思います。実際に触ってみると過去に使っていた予約台帳と比べて使いやすく工夫されていて、機能も充実していたので導入を決めました。
現在は、Googleマップからトレタのウェブ予約も入るようになり、新規のお客さまの獲得に繋がっています。
新規のお客さまは主にウェブ予約、常連さまは電話か直接のメールでのご予約が多い傾向にあります。
―― 今後、トレタの活用についてどのようなことをお考えですか?
新しいホームページでは、トレタの予約導線をしっかり設置する予定です。トレタは送客手数料が無料なので、グルメメディアなど他の予約経路と比べても理想的ですね。
また、世代的な変化もあり、集客面ではFacebookから徐々にInstagramへの移行を進めています。Instagramのプロフィールからトレタの予約ページへスムーズに遷移できる仕組みを作り、お客さまの利便性を高めていきたいと考えています。
さらに、常連さま向けの専用席の設定なども検討しており、トレタ予約台帳の機能を活用してより細やかなサービスを提供していきたいと考えています。
―― 宮下さん、ありがとうございました!
「可不可 KAFUKA TOKYO」は、単なる飲食店としてだけでなく、人と人を繋ぐコミュニティの場として独自の価値を提供しています。トレタの導入により予約管理の効率化を実現し、コミュニティづくりにより注力できる環境を整えました。1人での運営ながら、新しい取り組みを続ける、「可不可 KAFUKA TOKYO」の今後の展開をファンとして楽しみにしております。
<店舗情報>
可不可 KAFUKA TOKYO
東京都港区麻布十番2-7-14 azabu275 2F
03-5439-6395
○圧倒的に使いやすい!現役の飲食店経営者が開発!
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