脅威のリピーター比率21%達成の秘訣　亀戸ホルモンの台帳＆スタンプ活用術

外食DXで飲食店の課題解決に貢献する株式会社トレタの普及促進担当の松浦です。
今回は、「トレタ予約台帳」と「トレタスタンプ」を導入し、大きな成果を上げている株式会社テイクファイブの運営する人気ホルモン店「亀戸ホルモン」の事例を紹介します。本社クリエイティブ＆ソリューション部 部長の大山さんと恵比寿店マネージャーの國友さんにお話を伺いました！

亀戸ホルモンは予約管理の効率化と顧客とのコミュニケーション強化を課題に、トレタを導入し、予約管理の効率化とリピート率の向上を実現。さらに、トレタ予約台帳とトレタスタンプ、LINEを上手に連携させグルメサイトに頼らない仕組みを構築しました。

本記事では、トレタ導入による具体的な効果と実際どのようにトレタを使っているのかをご紹介します。

インタビュー参加者
株式会社テイクファイブ（亀戸ホルモン）：本社 クリエイティブ＆ソリューション部 部長 大山さん、恵比寿店店マネージャー國友さん
株式会社トレタ：普及促進担当 松浦、担当カスタマーサクセス 栗山

ホルモンの名店「亀戸ホルモン」がトレタ導入で予約管理を革新

ーー亀戸ホルモンはどのようなお店でしょうか？

亀戸ホルモンは、東京・亀戸で生まれた、新鮮で美味しい炭火焼きホルモンを楽しめるお店です。株式会社テイクファイブは亀戸本店からマスターフランチャイズ権を取得し、FCを含む7店舗を東京、神奈川、千葉にて運営しています。独自の仕込み方で極限までしっかり臭みをとったホルモンを提供しています。

ーートレタ導入前にどのような課題を抱えていましたか？

人手不足に伴う省人化もあり、予約管理に時間をなるべく費やしたくない思いでした。また、予約のダブルブッキングなど慣れない社員のミスが発生しやすく、結果的にお客さまへの不利益につながると思い早急にデジタル化を検討しました。トレタを導入すれば効率的に予約管理ができて、アルバイトスタッフも含めて多くのスタッフが予約管理に関われるようになると考えたんです。効率化だけでなく、全員が店舗にとって大切な予約管理に関わることで、スタッフのやりがいにもつながるんじゃないかと。

トレタスタンプでリピーター比率21%達成とコミュニケーション強化

ーースマホで使えるスタンプカード「トレタスタンプ」も導入いただいていますよね。

お客さまとのコミュニケーションを深める効果的な手段に課題がありました。そのため、単なるポイント管理ではなく、亀戸ホルモンのこだわりや価値を効果的に伝える手段として活用したいと考えました。トレタスタンプはスタンプカードとしての役割だけではなく、LINEと連携しているのでクーポンや新メニューなどの情報も直接お客さまにお届けし、継続的なコミュニケーションがとれます。紙のスタンプカードだと忘れてしまうこともありますが、スマホならいつも持ち歩いているので、ポイントを忘れずに使ってもらえる。そういった利便性も導入の理由のひとつでした。1アカウントで複数のスタンプを管理できるコストメリットも導入理由の一つです。

ーー具体的にどのようにトレタスタンプを活用していますか？

「亀戸ホルモン友の会」という親しみやすいファンクラブのような位置付けにして来店ごとにスタンプを付与しています。特に力を入れているのが、3回来店したお客さま向けの特典として非売品の裏メニューを提供しています。これが非常に好評で、この裏メニューを食べるために3回目の来店を急ぐお客さまもいらっしゃるんです。

ファンイベントとして会員限定の”推しホルモン”を無料で提供するイベントを行いました。トレタスタンプの会員であるお客さまに向けてデジタルクーポンを配信し集客を強を強化する一方で、ブランド価値として知ってるようで知らないホルモンのメニューの提案など、お客さまを楽しませるツールとしても活用しています。クーポンや新メニュー情報はあえて手書きのデザインをデジタル化して親しみやすさを演出。これが効果的で、お客さまの印象に残りやすいんです。このクーポン情報はLINEで通知されます。トレタスタンプの会員獲得＝亀ホルのファンを獲得する大切な瞬間。おすすめメニューの裏面にPOPを採用しご注文時のファーストアプローチの際にお客さまへのお声がけを徹底しています。

ーートレタスタンプ導入後の効果について教えていただけますか？

トレタスタンプ導入後、お客さまとのコミュニケーションが増加しました。特に、常連のお客さまの認識がしやすくなり、「いつもありがとうございます」などの声かけがしやすくなりました。これは、トレタスタンプに来店回数が記録され、スタッフ全員とその情報を共有できるようになったからです。お客さま側も自分のスタンプを気にかけるようになっているそうで、来店の動機づけにもなっています。

常連の方が徐々に増えており、2023年11月に18%だった2回目来店以上のリピーター比率は2024年8月には21%になりました。※2024年9月には24%に到達

さらに、全体のお客様のうち最大10%が3回以上来店されているリピーターとなっています。中には週に2回来店するような熱心なファンもいらっしゃいます。”3回以上来店されているリピーターが10%”というのはトレタのサービスを導入したからこその数字です。※一般的に3回リピートする割合は新規来店者の0.034％（トレタ調べ）

「亀ホル友の会」のスタンプ会員数は約8700人に達しました。イベント時のクーポン利用率も高く、例えば横浜鶴屋町店では平日でも来店客の6〜8割程度がイベント用のクーポンを利用しています。

トレタのサービスを駆使し、月8万円のグルメサイトへの手数料を削減

ーートレタ予約台帳、トレタ予約番、LINEを活用してグルメサイトに頼らない集客を実現したんですよね。

お客さまがトレタスタンプに登録すると、自動的に亀戸ホルモンのLINE公式アカウントの友だちにもなっていただけるんです。そこで、次回の来店をLINE配信でトレタのウェブ予約へ誘導する仕組みにし、トレタかんたんウェブ予約に集約できるようになってきました。これにより、グルメサイトへの手数料支払いを削減できました。具体的には、1店舗あたり月5〜8万円程度のコスト削減につながっています。重要なのはこのコスト削減を実現しながらも、客数は全く落ちていないということです。

手厚いサポートでトレタの活用を最大化

ーー短期間でトレタスタンプで効果を上げているんですね

トレタ担当者の栗山さんが伴走してくれるおかげです。普通だとここまでやってくれないことまでやってくれるんです。例えば、会議に来ていただいて、分析の話や導入にあたっての説明をしてくれたり。私たちは飲食業のプロですが、システム導入に関しては素人なので、きめ細かに教えてもらえるのがありがたかったです。

システムの使い方だけでなく、効果的な活用方法や分析のコツなども教えてもらえたのが大きかったですね。

トレタ活用で顧客体験を進化させ、ホルモン文化の普及に挑む

ーー今後の展望についてお聞かせください。

ホルモンをより多くの人に知ってもらい、好きになってもらいたいです。ホルモン専門店として、亀戸ホルモンのファン層を拡大し、ホルモン業態全体の盛り上げを牽引していきたいと考えています。

ーー素敵なお話、ありがとうございました

トレタの導入が業務の効率化だけでなく、お客さまとのコミュニケーション強化や、コスト削減、さらには店舗の価値提供にまで携われていることをうれしく思います。
深い顧客理解と細やかなおもてなしの実現など、店舗の魅力をさらに引き出す取り組みに感銘を受けました。

最後に、亀戸ホルモンの人気メニューです。看板メニューは「塩ホルモン」。塩味の良さ、炭火の香りを感じられるようホルモンの臭みを極限まで抑えています。「塩ホルモン入門 五点盛り」は初来店のお客さまにもホルモンを楽しんでいただけるように厳選した塩ホルモン5種類の盛り合わせで、常連のお客さまからもご注文いただいているおすすめメニューです。

株式会社テイクファイブの経営ノウハウとトレタのサービスが融合した進化した飲食店経営の形。
亀戸ホルモンを始めとする同社の今後の展開がますます楽しみです。

取材日：2024年8月6日

＜店舗情報＞
亀戸ホルモン
亀戸ホルモン 恵比寿店
東京都渋谷区恵比寿南１丁目１４－２ TIME ZONE １F
03-3716-6002

亀戸ホルモンを運営する株式会社テイクファイブはスタッフを募集しています。
詳細は以下リンクよりご確認ください。
https://take-5.co.jp/recruit

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