新型コロナウイルス感染症の流行をきっかけに、イートイン以外の方法で飲食を提供する飲食店が増えてきています。
なかでもテイクアウトは、デリバリーやECサイトの活用と比較すると始めやすいため、「まず初めに取り組もう!」と考える飲食店様も多いのではないでしょうか。ただ、これからテイクアウトを実施していくにあたり気になるのは、季節の変化にともなう衛生面や管理方法。

今回はテイクアウトを始めるにあたって気をつけたいことと、実際におこなえる対策をご紹介します!

こんなお悩みありませんか?

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これらのお悩みは、デジタル化で解決できるかもしれません。ひとつでも上記のお悩みに当てはまる飲食店様はぜひ下記より資料をご覧ください。

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食中毒や異物混入といった衛生面での対策

テイクアウトは目の前でお客様に食事をしてもらえるわけではないことや、持ち帰るまでの時間がかかることが考えられるため、店内で提供する食品よりも取扱いに注意が必要です。では、具体的に飲食店としてはどんな対策ができるのでしょうか?

消費期限や保管方法を明確にする

すぐ食べてもらいたいものでも、実際にお客様がいつ食べてくれるのか定かではありません。場合によっては長時間放置されてしまう可能性もあります。

商品を渡す際は、「食べるまでの保存方法」や「いつまでに食べきってほしいか」をはっきりと伝えておきましょう。口頭だけでは忘れてしまうので、容器に記載、またはシールを貼るなど後からでも確認できる方法が望ましいです。

除菌できる道具の提供や容器の工夫

テイクアウトであれば、手洗い場のない屋外などで口にすることもあるでしょう。

このような場合、商品そのものに問題がなくても、手に付着した菌によって食中毒が起きてしまうこともあります。
清潔な状態でお客様が楽しめるように、ウエットティッシュなどのアルコール除菌ができるものをつけておくのがおすすめです。食中毒の予防だけでなく、サービス面でも喜んでもらえるというメリットもあります。

また、容器に関しても保冷や断熱効果のある素材を使ったものを使用するのがおすすめです。ただしコスト面での負担が大きくなってしまうため、予算を踏まえたうえで導入が可能かどうか考える必要があります。料理がはみ出たり、汁もれを起こさないような容器にすることは最低限意識したい点です。

店員の対策(調理時のマスクや手袋の徹底)

テイクアウトに限らないですが、調理する店員側の衛生対策は重要です。ビニール手袋の着用や、髪の毛が入るのを防ぐメッシュキャップの着用、マスク等は徹底しましょう。
また、画びょうやクリップが入らないよう店内の掲示物はテープ留めに変更する、などといった異物混入対策もできるだけ実施していきましょう。

季節に応じたメニューを検討する

季節柄を考慮した限定メニューを検討するのも一つの手です。お店の良さを残しつつ、この時期でもテイクアウトでお店の味を安全に楽しめることができればお客様も嬉しいはず。
傷みにくい食材を利用したメニューを検討すれば、対策もできつつお客様目線では特別感も出るので喜ばれるのではないでしょうか。

食材や提供数の管理を徹底する

テイクアウトを実施する場合、店舗で通常出すものとは異なるメニューを用意をすることがあると思います。

その際、食材の管理はもちろん、事前に1日どのくらい提供できるのか、といった提供数の管理が重要になります。調理後の食品は提供したあとなるべく早く食べていただく必要があるので、作りおきは難しい場合もあります。

予測できない来店に日々対応するのではなく、ある程度把握したうえで準備をすることで、効率的かつ売上も予測が立てやすくなります。

最低限の衛生管理はしっかりおこない、効率的にテイクアウトを実施しましょう!

また、現在トレタでは、飲食店における新型コロナウイルス感染症などの感染防止対策をわかりやすくまとめたツール「#飲食店安全ガイドライン」のデータの無償配布をおこなっています。

お客様に対しガイドライン準拠を表示することのできるポスターとパンフレットとしてご利用いただけるほか、自店の対策が適切に行われているかのチェックにも活用いただけますので、ぜひご活用ください!

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